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英語のこれがわかると役立つ!同音&同形異義語

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日本語で同音異義語といえば、「橋」と「箸」などを思い浮かべると思います。
実は英語にもhomophone(同音異義語)homograph(同形異義語)というものがあるのです。
そしてこれらをきちんと理解しておくことは必ず皆さんの英語学習に役立ちます。
今回はこのhomophoneとhomographの一部を皆さんにご紹介します。

小学校で学ぶ同音異義語と同形異義語

上で「橋」と「箸」を例として挙げましたが、皆さんはこの二つの「はし」の違いを小学校の低学年で学習したのを覚えていますか?
覚えていない方も多いかと思いますが、日本では同音異義語は小学校低学年から学び始めます。
同様に英語圏でも小学校の低学年からhomophoneとhomographを学び始め、学年が上がるのにつれて扱われる語は複雑なものになっていきます。
それだけ基本的な学習事項であるにもかかわらず、日本では学校の英語の授業であまりそれらを取り上げないため、ネイティブスピーカーにとっては小学校レベルの英単語であっても、homophoneの存在はいうまでもなく、その発音を大人の日本人が知らない、ということがよく見受けられます。

homophoneとは

homophoneは「綴りは異なるけれど、同じ発音をする単語」です。
以下のhomophoneは主に小学校低学年で扱われるものです。
to-two
one-won
for-four
be-bee
in-inn
sun-son
see-sea
eye-I
ant-aunt
meet-meat
tail-tale
weak-week
our-hour
main-mane
toe-tow
bare-bear
deer-dear
here-hear
plain-plane
which-witch
blew-blue
hair-hare
grown-groan
so-sew-sow
right-write-rite
*この中で知らない単語があった場合は是非ご自身で調べてみてください。(自分で辞書を引くことは語学学習にはとても基本的かつ不可欠な学習手段です!)
以上の中で、「発音が同じ」ということがわかって驚いたものもあるのではないでしょうか?

数多く存在するhomophone

homophoneの知識を持つことが大切な理由は主に2つあります。まずは自信をもって英語の単語を発音するのに役立ちます。
”son”や”blew”の発音を言い淀む大人の英語学習者はよく見かけますが、”son”と“sun”、””blew”と“blue”が同じだと分かれば、容易に発音できると思います。
もう一つの理由は、聞いた英文をきちんと理解することに役立つという点です。
例えば、”Celebrating Mother’s Day is an annual rite of spring in my family.”という文を聞いて“rite”という単語ではなく“right”の意味しか思い浮かばなかったとすれば、この文を正しく理解することはできません。
(rite:儀式、慣例  英文の意味は「母の日を祝うことは我が家では毎年の恒例行事だ。」となります。)
上で挙げた以外にもhomophoneは数多く存在し、文の内容が複雑になればなるほど、その知識は英文解釈に大きな影響を及ぼします。

homographsとは

homographsとは「綴りは同じであるが、意味の違う単語」です。発音が同じものもあれば、異なるものもあります。

〈発音が同じもの〉

bank(銀行)- bank(土手)
bat(バット)- bat(こうもり)
lie(嘘)- lie(横たわる)
row(列)- row(船をこぐ)
left(左)- left(leaveの過去形)

〈発音が異なるもの〉

live(生活する:リヴと発音)- live (生きている、生の:ライヴと発音)
tear(涙:ティアと発音)- tear (裂く:テアと発音)
close(近い:クロースと発音)- close(閉じる:クローズと発音)
bow(弓、ちょう結び:ボウと発音)- bow(お辞儀する:バウと発音)
wind(風:ウィンドと発音)-wind(巻く:ワインドと発音)

〈アクセントの位置が異なるもの〉

present(プレゼント)-present(提示する)
desert (砂漠)- desert(見捨てる)
contest(コンテスト)- contest (争う、議論する)
content(内容)- content(満足、満足した、満足させる)
digest(要約、ダイジェスト)- digest (消化する)
*2音節の単語に名詞と動詞の使い方がある場合は、名詞の際は最初の音節に、動詞の際は後ろの音節にアクセントを置きます。

homographという視点の語彙学習

homographの知識もhomophoneの知識同様、発音、発話、英文解釈に影響を及ぼします。
単語を学習する際には、意味を理解することはいうまでもなく、さらに発音、アクセントの位置、品詞、その語の使い方を確認することが大切ですが、単語を覚える、という作業は単調になりがちです。
homographという視点から2つの単語を同時に学ぶことで、より効率的に語彙学習を進めることができます。

最後に

学習はすでに持っている知識に関連付けながら新たな知識を取り入れることで、より効果的に進めることができます。
上記で挙げた単語は決して難度の高いものではなく、多くの方が知っているものだと思いますが、homophoneやhomographという観点から見ることによって、それらの意味、発音、アクセント、使い方における新たな発見ができたのではないかと思います。
興味のある方はぜひその他のhomophoneやhomographを調べてみてください。さらに多くのことが学べると思います!

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