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would・could・should・mightの使い方

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助動詞を学校で学んだ時、「will、can、shall、mayの過去形はwould、should、could、might」という説明されたことを覚えていると思います。
しかし会話表現で”Would you like some tea?”というフレーズを学んで「なぜ現在形なのにwould?”」と疑問に思ったことはないですか?

今回はこの使い方についてお伝えしていきます。
ここで強調したいのはwould、could、should、mightがwill、can、shall、mayの「過去形」として使われるのは、その使い方の一つにすぎない、と考えてください。
特にwould、couldの意味を理解するには「仮定法」の発想、つまり「もし〜なら」を意識するとわかりやすくなります。それではwould、could、should、might、それぞれの使い方を見てみましょう。

would

(もし〜するという選択肢もあるなら)「〜だろう」

実際に起こってないこと、想像したことに対して使う「〜だろう」
仮定法過去、仮定法過去完了で使うのがこのwouldですが、if節と一緒に使わないこともよくあります。
She would look good in the dress. 「彼女だったらそのドレスを着たら素敵に見える」←実際は彼女はそのドレスを着ていないという意味

You would be stupid to quit your job.「仕事を辞めたら、バカだよね」←やめるかやめないはまだ起こっていないからわからないけど万一仕事を辞めたらという意味
相手に提案するために仮定法過去で使って「私だったら〜するのに」という表現をすることもあります。

I would take a taxi in that situation. 「私だったらその状況の場合、タクシーにのるけど」←〜する方がいいよという意味

(もし〜するという選択肢もあるなら)「〜していただけませんか」

Would you 〜?「〜していただけませんか」のように相手に聞いたり、「〜はいかがですか」と促したりする表現ですが、こちらも仮定的な表現を使うことによって、へりくだった印象が伴うので、「丁寧な提案」の意味になります。

Would you please help us? 「手伝ってくださいますか。」
Would you care for some coffee?「コーヒーはいかがですか。」
Would you mind sharing the table with me? 「テーブルをご一緒するのは嫌がりますか。」→「テーブルをご一緒してくださいませんか。」

(「もし〜という選択肢もあるなら」)「〜がほしいです。」「〜したいです。」

こちらも「それが選べるなら」というニュアンスを加えることで婉曲的に表現し、「〜ほしい」、「〜したい」という希望に丁寧さを加えます。
would like 名詞/ would like to do/ would rather 原型動詞の形でよく使われます。
I would like some tea.
I would like to go out.
I would rather like cheesecake than chocolate cake.

時制の一致のためのwillからwouldへの変化

I think that will work.→I thought that would work.

could

(「もし〜やろうと思えば」)「〜できる」

実際に起こっていないけど、可能性としては「〜できる」、
こちらも仮定法過去、仮定法過去完了で使うのがこのcouldですが、if節と一緒に使わないこともよくあります。
I could go see movies tonight. 「映画を観に行こうと思えばいけるけど。」(実際は「時間はあまりない」、などの理由があって、行くのは難しい、というニュアンス。)
I love this place. I could stay here forever. 「この場所大好き。一生ここにいられる。」(しかし現実的には無理、のニュアンス。)

物事などに使うとそれは「あり得るかもしれない」という可能性を表す

What he said could be true, but I don’t think it is.
彼が言ったことは本当かもしれないけど、私はそう思わない。

(「もし〜やろうと思えば」)「〜できますか?」

こちらも婉曲的に可能性を聞くことで丁寧さを加えています。
Could you help me? (←Can you help me? の手伝って、というよりも丁寧になり、「手伝っていただけますか」というニュアンス。)

時制の一致のためのcanからcouldへの変化

I think I can do it. → I thought I could do it.

Should

「〜するのがいい。」

shouldは「〜すべき」(義務)じゃないの、と思われた人もいるかと思いますが、実はshouldは相手に提案したり、勧めたりする際によく使われます。”had better”の方が強い表現になります。
We should go now. 「もう行ったほうがいいんじゃない。」
You shouldn’t talk about it. 「それについては言わないほうがいいんじゃない。」

「当然〜するはず」と出来事が望む方向に進むことを期待する表現です。

She should be here soon. 「彼女はもうすぐここに来るはず。」
There are many restaurants in this city. It shouldn’t be difficult to find a good one. 「この街にはたくさんのレストランがあるんだから、いいところを見つけるのは難しくないはずだ。」

shallの過去形

shallはアメリカ英語ではほとんど使われません。そのためshallの過去形としてのshouldもあまり使われません。
イギリスの人は使いますが、I shall do it.と言ったらアメリカ人のI will do it.のような意味です。
二人称(you)で使うと「話者の意思」、つまり” You shall do it.”というと「あなたはそれをすることになる」というニュアンスになります。

might

mayとmightはほぼ同じで、mightも現在形で使われます。

「〜かもしれない、あり得る」可能性を表します。

It might be true. (= It may be true.) 「それは本当かもしれない。」
*ほぼ同じ意味ですが、可能性が低い場合にはmightが使われることが多いです。

時制の一致のためのmayからmightへの変化。

He says she may have it. → He said she might have it. 「彼は彼女がそれを自分の物にしていいと言った。」
*「〜してよい」という許可を表す場合はmayを用います。

最後に

would、could、should、mightは現在の意味でもとても頻繁に使われます。
是非この違いを意識して、どんどん会話などに使ってみてくださいね。

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