“Yes.” “OF course.” “Sure.”だけではないビジネスシーンでも使える「もちろん」の英語の表現方法15選
「もちろん」という言葉は、ポジティブで気持ちの良い言葉なので、ビジネスシーンでもよく活躍しています。
メールや対面を問わず、相手に何かを依頼されたり、許可を求められた時「もちろん、いいですよ。」と快く返答する場合もあれば、 確信を迫られる質問を受けた時も「もちろん、当然です。」と強調して肯定をしたい場合もあります。
皆さんは、何通りの英語で相手からの依頼や質問に「もちろん」と返答することができますか?パッと考えて5〜6通り、頭に浮かんでいれば、とても良いです!
浮かばなかったあなたも、これから覚えれば問題ありません。
今回は、ALUGOから「もちろん」の基本的な表現方法15通りとその言い回しごとの例文を、ご紹介します!
まず確認するべき「もちろん」に込められた意味合いの違い
「もちろん」という言葉は、英語でも日本語でも会話の中で同じように使われます。しかし、いつも”もちろん、当然だ”という意を強める時だけに使われているのではありません。また、カジュアルな言い方から丁寧な言い方も様々です。
まずは、「もちろん」という言葉にどんな意味合いがあるのかを確認しましょう。
「勿論(もちろん)」とは
「勿論 (もちろん)」という言葉の語源ですが、”論ずること勿(なか)れ”=”言うまでもなく、当然なこと”という風に解釈をするのが一般的です。これが「勿論」の基本となる意味なのです。ですが、その他に2つの意味合いが強調されて使う場合もあります。
「もちろん」と言葉で発するのは当たり前ですが、「もちろん、〇〇だよ」と考えると微妙なニュアンスの違いも理解しやすいでしょう。
「もちろん」3種類のニュアンスの違い
当然な・明らかな・分かりきった
はじめにお伝えしたように、これが基本となる意味です。「今日ミーティングがあること知ってる?」ー「もちろん当然だよ。」というように使われます。 ※ただし、この「当たり前だ」という意味合いは、場合によっては”上から目線”になることもあります。例えば、 「ここは東京ですか?」ー「当然だよ。(そんなことも知らないの?)」 という風に、相手を馬鹿にしたような意味が感じ取れる文になってしまいます。 ですので、”相手と自分の関係やその場の会話の雰囲気に合わせて使うこと”が大切です。
許可・承諾・了解
「中へ入ってもいいですか?」ー「もちろん、大丈夫ですよ。」「コーヒーを一杯いただけませんか?」ー「もちろん、承知しました。」
「ちょっと手伝って?」ー「もちろん、いいよ!」
という様に、相手の依頼や提案に対して”快諾”するときに使われることが多い意味合いです。
同意・賛成・肯定
「ちょっと休憩しよう!」ー「いいね、そうしよう!」「今日は残業になりそうだね。」ー「絶対にそうだね。」
「このテストは簡単だね。」ー「その通りだね。」
という様に、相手に対してポジティブな意味の単語として使われます。
15個の「もちろん」英語表現とその使われ方
では、英会話で「もちろん」というときは、3つの意味合いがどのように表現されているのでしょう。これらのニュアンスの違いを理解して使いこなすことで相手からのメールや口頭での依頼にも安心して返答できます。きっと相手との関係もグッと縮まるでしょう。
今回は、普段の生活ではもちろん、ビジネスシーンでも使える英会話表現をご紹介します。
1つの英単語から2つの意味合いもある場合もありますので、使い方に注意しながら確認していきましょう。
知っていて当たり前。基本的な「もちろん」の表現5つ
まずは、皆さんが当たり前のように既に使っているであろう英会話表現を意味のニュアンスも含めて再確認していきましょう。(1)Of course.
「もちろん」という英単語で一番最初に習うのは、この表現であることが多いでしょう。「〜なのは当たり前だ、言うまでもない」という”自分に対して肯定をする”意味が強いです。
ただ、「そんなの当たり前でしょ」とニュアンスが上から目線になってしまわないように、使う相手と使うシーンには要注意です。
Do you remember we’ll have a meeting today?(今日ミーティングがあるって覚えてる?)
ーOf course, I will attend that.(もちろんだよ、出席するからね。)
(2)Sure.
”確実な、確信を持った”という意味の強い「Sure」。カジュアルなシーンや、「いいね」「ぜひ」という”同意・賛成”、”依頼を受けた時の返答”として使われます。
Let’s have a break!(ちょっと休憩しよう!)
ーSure!(いいね!そうしよう!)
May I come in?(中へ入ってもいいですか?)
ーSure.(もちろんですよ。)
(3)No problem.
直訳すると「全然、問題ないよ」となります。「もちろん、いいよ(喜んで)」という依頼を受けた時に使われるフレンドリーな言い方です。
Can you teach me how you use this application?(どうやってこのアプリを使うか教えてくれる?)
ーNo problem!(もちろん、いいよ!)
※「Thank you.(ありがとう。)」と言われ、「No problem.(大丈夫だよ。)」と応える場合にも使われます。
どちらの場合でも目上の人に対しては、ネガティヴなNOから始まる表現は失礼なので、同僚や部下を相手に使うのがbetter。
(4)All right.
”No problem.”と同様、「もちろん、大丈夫だよ」というくだけた言い方です。 これも立場の同じ、もしくは自分より下の相手へ使うのが良いでしょう。
Will you send me the documents by tomorrow morning?(明日の午前中までにその資料を送ってくれる?)
ーAll right!(もちろん、大丈夫だよ!)
(5)Yes./OK.
英会話の中では、これだけでも「もちろん」という気持ちは伝わります。ですが、とても簡単な単語なので、”声のトーンや表情の明るさ”が大前提です。また、「Of course/Sure/All right」など、他の「もちろん」という単語に組み合わせて相手に積極的な気持ちを強めることもできます。
Can you come with me from now?(今から一緒に来れる?)
ーYes./OK.(もちろん!)
Have you already prepare for the presentation?(もうプレゼンの準備はした?)
ーYes/OK, of course!(もちろん、当然だよ!)
ビジネスシーンで使える表現5つ
以上でご紹介した基本的な表現方法は、今までに皆さんが使われていた言い回しが多いかと思います。 ここからは、ビジネスシーンの会話でも使われる丁寧な言い回しをご紹介します。(1)Certainly
”疑いのない、確かな”という意味の強いポジティブな承諾・賛同として使われる表現です。丁寧な表現なので、上司やお客様、取引先などが相手の場合の言い回しとしてbetterです。
Could you deal with those clients? (そちらのお客様に対応していただけますか?)
ーCertainly.(かしこまりました。)
(2)Absolutely / Definitely
「絶対にそうだよ!」という”相手を肯定する”意味が強い言い回しです。「疑いなく、確実に」という意味で、「Abusolutely yes. / Definitely yes.(絶対にそうだね)」という文の「yes」を省略した形です。
もし相手へ否定的に賛同をする場合は「Abusolutely not. / Definitely not.(絶対に違うよ。)」と応える場合もあります。
Are you sure about this?(これは確かですか?)
ーAbsolutely/Definitely (yes)!(もちろん絶対です!)
Do you think we’ll work overtime today?(今日は残業になるかな?)
ーAbsolutely/Definitely.(絶対にそうだね。)
(3)By all means
相手からの依頼に対して「もちろん(ぜひ)、どうぞ」という積極的な”承諾や許可”をするときに使われます。
May I speak about sales results of this month?(今月の営業成績について話してもいいですか?)
ーBy all means.(是非とも、お願いします。)
(4)That would be fine.
「承知しました」「大丈夫ですよ」と相手からの依頼や提案に対して使います。
Can we reschedule the meeting to next Wednesday?(ミーティングのスケジュールを来週の水曜日に変更しても構いませんか?)
ーThat would be fine.(もちろん、大丈夫ですよ。)
(5)With pleasure.
「喜んで」と相手の依頼を快諾する表現です。
Can you help me to copy these?(これらのコピーを手伝ってくれませんか?)
ーWith pleasure.(もちろん、喜んで。)
その他のカジュアルな言い方
以下の3つは、とてもカジュアルですので、相手が上司やお客様の場合にはNGワードです。 仲のいい同僚相手に、親しみを込めてフレンドリーに使いましょう!(1)Why not?
直訳すると「なんでダメなの?」と”否定・拒否する理由なんて無い”=”もちろん!”という意味です。
Do you want to participate in that training next month?(来月の研修に参加するかい?)
ーYeah, why not?(もちろん、喜んで。)
(2)You bet!
「bet=賭ける」という意味ですが、”君に賭けてもいいくらい、喜んで引き受ける”というニュアンスで使われます。 こちらも、とてもフランクな言い回しです。
Can you take care of this job?(この仕事は君に任せてもいいかな?)
ーYou bet!(もちろんさ!)
(3)No doubt.
「全く疑いなく、確かに」という確信に近い意味が強く、賛同するときにも使います。
I think Bob will pass the promotion examination for next year.(きっとボブは来年のための昇格試験に受かるだろうね。)
ーNo doubt (about it).(間違いないね。もちろんだよ。)
「もちろん!」と答えて気持ち良いコミュニケーションを
今回は英語で「もちろん」というときの表現方法とその使われ方についてご紹介しました。すでに様々な場面で「もちろん」と言っていた方も改めて確認をしていくことで、自信を持って会話に参加していけることでしょう。また、様々な表現を使い分けていけば、周囲のあなたへの評価にもつながります。ただし、表現を知っているだけでは、英会話での不安な気持ちを十分に払拭することはできません。ぜひ積極的に「もちろん!」と相手に応じて、気持ちのよいコミュニケーションの幅を広げていってください。
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