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覚えておくと便利な職場で使う英語表現【ややフォーマル編】

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shutterstock_311390639 初対面の取引先や直属の上司、そこまで親しい仲ではない職場のメンバーや、苦楽を共にしている仲の良い同僚など。日本語と同じように英語もコミュニケーションを取る「相手との関係性」によって使うフレーズが異なってきます。今回は英語表現として、「ややフォーマル寄り」の英語表現をご紹介いたします。職場の上司や継続的に仕事のやりとりを行うクライアントとのコミュニケーションなどに参考にしてください。

How’s …going? 
(…はどうですか?/うまくいってますか?)

話しかけるキッカケ作りのフレーズ

How’re you?にdoingを付けることで、英語の語感としてはとてもフレンドリーな響きになります。How are you?は病気になった知人に具合を尋ねるときにも使いますが、How’re you doing?とすると真剣に尋ねるニュアンスは薄まり、ソフトでかつ十分に丁寧な言い回しになります。物事について聞くときもHow’s …?よりもHow’s …going?のほうが気軽に声をかけるときには良いでしょう。
How’s your project going? (プロジェクトはうまくいってますか?)
How’s the IPO going? (新規株式公開はうまくいってますか?)
How are your branches in Japan going? (日本の支店はうまくいってますか?)

職場でWhat’s up?は避けましょう

ビジネス上のコミュニケーションでいわゆる「スラング」を使用することは避けるべきでしょう。特に挨拶で使うのは無礼にあたります。例えばWhat’s up?は「元気?」というニュアンスではなく、「ちわーっす」のようなニュアンスとして伝わり、通用する人間関係はとても限られています。How’s it going?も親しい人以外には馴れ馴れしく聞こえる場合も。挨拶はHow’re you doing?がおすすめです。

Would you … when you have a chance? 
(お手すきの際に…していただけますか)

プロフェッショナルにふさわしい丁寧に依頼をする表現

[Would you … when you have a chance?]は「・・・していただけますか?」と相手になにか行為を求めるときに表現。この文に「お手すきの際に」の意味で[when you have a chance]をつけるととても丁寧なニュアンスになります。
Would you send me a copy when you have a chance? (お手すきの際にコピーを一部送ってもらえますか?)
Would you call me when you have a chance? (お手すきの際に私に電話いただけますか?)
Would you mail this when you have a chance? (お手すきの際にこれを郵便で送っていただけますか?)

お願いするときはCan you…? よりもWould you …?のほうがより丁寧

基本的にはCan you + V は依頼表現としてはあまり好ましくありません。「見せていただけますか」はCan you show me? よりもWould you show me?のほうが丁寧です。ただし、場合によってはCan you…?と相手の都合を確認してからのほうが良い場合もあります。例えばCan you come?は「お越しになれますか?」と相手の都合(可能性)を尋ねるニュアンスが含まれています。一方で「Would you come?」は「来ていただけますか」という要求を伝えるニュアンスとなります。

Why don’t we…? 
(では…しましょうか)

Let’s…は少し強い表現

Let’s…は「しよう」という断定的なニュアンスが含まれており、相手によっては多少きつい印象を与えることが多いようです。一方でWhy don’t we…?は「しませんか」のニュアンスでビジネスコミュニケーションでは必ず覚えておいたほうが良い表現です。日本語の「そろそろ….」のニュアンスもWhy don’t we…?で丁寧に表現することができます。
Why don’t we get started? (そろそろはじめましょうか)
Why don’t we talk about it tomorrow? (それについては明日話しませんか?)
Why don’t we talk about the schedule? (スケジュールについて話しませんか?)

Shall I…?はあまりお勧めしません

「・・・しましょうか」や「・・・しませんか」をShall I…?とかShall we…?とするとやや丁寧すぎる印象になってしまいます。もちろん、使えないわけではありませんが、「・・・しましょうか」「・・・しませんか」であればShould I …? / Should we …?を使ったほうがより自然な印象を与えるでしょう。

I’d really appreciate it if… 
(…していただけると大変ありがたいのですが)

交渉や自己主張に便利な表現

フォーマルな交渉の場や人に何かをお願いするときなどに便利なのが「I’d really appreciate it if…」。丁寧に自己主張ができるのでビジネスシーンでは重宝する表現です。相手の気分を害さずに要求をすることができます。
I’d really appreciate it if you came today. (今日来ていただけると大変ありがたいのですが)
I’d really appreciate it if you put that in writing. (それを文章でいただけると大変ありがたいのですが)
I’d really appreciate it if you stopped procrastinating. (先延ばしするのをやめていただけると大変ありがたいのですが)

I look forward to that. 
(ぜひよろしくお願いいたします)

ビジネスライクに物事を始めたり、きちんと締めたいときに使える表現

英語には日本語の「よろしくお願いします」と全く同じ言葉はありませんが、何かの初めに言う「よろしく」や、別れ際に言う「よろしく」に相当するビジネス英会話表現がこのI look forward to thatです。ここで大事になってくるのは何に対しての「よろしく」なのか。toの後に続けて言うようにしましょう。toの後は名詞か動詞のing型が基本です。ビジネスシーンには頻出の表現なのでぜひ覚えておきましょう。
I look forward to that. (ぜひよろしくお願いいたします)
I look forward to hearing from you. (お返事お待ちしております)
I look forward to working with you. (今後ともよろしくお願いいたします。)

「楽しみにしている」以外にも活用シーンが多い便利な表現

I look forward to…は「…を楽しみにしている」とだけ覚えると、自分が楽しみにしているときにしか使えなくなってしまいます。日本語の「よろしくお願いします」というニュアンスに近いことを覚えておくようにしましょう。

まとめ

以上、覚えておくと便利な職場で使う英語表現をご紹介させていただきました。 仕事で英語を使う必要がある方は、これらの表現が口を付いて出てくるまで練習してみましょう。
また、ALUGOでは、ビジネス英会話レッスンを数多く提供してきたエキスパートコーチ陣が、より実践的な対話の中で「ネイティブならどのような表現をするか」、「他にはどのような言い回しがあるか」を問題ごとに丁寧に説明してくれます。

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