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医療関係の国際会議や学会で必要な英語力とプレゼン・ポスター発表のコツ

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医療従事者が国際会議や学会で発表するときには、どの程度英語が必要になるのでしょうか。ポスター発表の際に使える便利な英語表現も覚えておきましょう。

医療・製薬関係者に求められる英語力

医学の世界では英語が共通言語です。最新の医学情報を得るために英語の論文を読んだり、英語で行われるセミナーに参加したりする際は、リーディングやリスニングの能力が問われます。学会で発表するときには、英語でのプレゼンテーションスキルが求められます。使える表現を覚え、自信を持って発言できるようにしましょう。また、専門用語の語彙を確実に押さえておくことが大切です。

プレゼンやポスター発表で使える表現

プレゼンテーションでは、要点を簡潔に述べましょう。主な形式としては、壇上での口頭発表とポスター発表の2種類があります。ポスター発表は、壇上の口頭発表と比べると敷居が低いように感じますが、質問の受け答えを想定しておく必要があります。

あいさつと自己紹介

お礼と自己紹介の英語表現

最初にホスト役が自分を紹介してくれたときには、お礼を伝えてから自己紹介に入りましょう。
「Thank you for the introduction.」(ご紹介いただきありがとうございます)
「I’m from the cardiovascular department at ABC University Medical School Hospital in Japan.」
(日本のABC大学付属病院の循環器科から参りました)
「I’m the principal investigator of this study.」(私は主任研究者です)

冒頭で使われる英語表現

『この場に来られて光栄です』という表現はプレゼンテーションやスピーチの冒頭でよく使われます。
「It is a great honor to be here.」(この場に来られて光栄です)
「It is a great pleasure to be here.」(この場に来られてうれしく思っています)

研究の発表

話す内容を紹介する英語表現

まず今から何について話すのかを伝えましょう。
「Today I’d like to talk to you about…」(本日は…についてお話したいと思います)
「The purpose of this presentation is to…」(このプレゼンテーションの目的は…です)

症例を紹介する場合の英語表現

「Our present case shall be the first reported case.」(この症例が世界で最初の報告です)
「The case presented here is a 70-year-old man.」(この症例は70歳の男性です)

考えや発見を紹介するときの英語表現

『我々の発見したものは~/考えたことは~』というときはWhat…が便利な表現です。
「What we found is…」(我々の発見したものは…)
「What we considered is…」(我々が考慮したことは…)
「What we see here is…」(ここでわかることは…)

研究発表のときの英語表現

研究発表の表現としてOur study found / suggested…がよく使われます。
「Our study focused on…」(我々の研究では…に焦点を当てました)
「Our study found…」(我々の研究の結果、…であることが判明しました)
「Our study suggested…」(我々の研究は…を示唆しています)

結果を断定するときの英語表現

『…であることは間違いありません』というときは、There is no doubt…やIt is obvious that…と表現します。
「There is no doubt that these side effects have a significant impact on…」
(これらの副作用が…に大きな影響を与えることは間違いありません)
「It is obvious that case A and case B are totally different in the pathophysiology.」
(症例Aと症例Bの病態生理は全く異なることが明らかです)

結論は「conclusion」ですが、「major finding」としてもよいでしょう。
「In conclusion, 」(結論として)
「The major finding of our study is…」(我々の研究で得た結果は…)

質疑応答

質疑応答に入るときの英語表現

プレゼンテーションの後は、まず聴衆にお礼を述べ、質疑応答に入りましょう。
「Thank you for your attention.」(ご静聴ありがとうございます)
「I’d be happy to take your questions.」(ご質問があればどうぞ)
「I’m sorry, your question is out of my field.」(そのご質問は我々の研究領域ではありません)
「Does that answer your question?」(これで答えになっておりますでしょうか)
「I haven’t searched the matter in-depth.」(そこまで詳しく調べていません)
「It is a future work.」(それは今後の課題です)

自分が質問するときの英語表現

自分が質問する場合の表現も身につけておきましょう。
「My question is about…」(…についておたずねします)
「Is there any evidence to prove…?」(…を証明する根拠はありますか)
「I’m curious about the prognosis of the patient.」 (この患者の予後はどうなのか気になります)

話しかけるときの英語表現

自分のポスター発表に関心をもって立ち止まった人には、こう話しかけてみるのもよいかもしれません。
「Are you working in this filed?」(同じ分野の方ですか)

まとめ

国際会議や学会の場では、プレゼンテーションやポスター発表など、医療従事者も共通言語として英語力が求められています。
プレゼンテーションでよく使われる英語表現や質疑応答の言い回しを覚え、専門分野について英語でも発信できる力を磨いておきましょう。


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