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ビジネス英会話のリスニング力アップはオリジナル教材を活用しよう

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ビジネス英会話と日常英会話の大きな違いをご存じですか。ビジネス英会話では聞き間違いが許されないことです。日常会話の場合は会話が聞き取れず理解ができなくても、なんとかごまかせます。
しかしビジネスの会話では「なんとなく」は許されません。今回はビジネス上の会話を聞き間違えないためにもリスニング力をアップするための方法についてお話しします。

市販の教材が現場で通用することはなかなかありません

ビジネス英会話のリスニング力をアップをするために、リスニング教材を探している人が多いと思います。例えば市販の教材ではビジネスで行う以下のシーンでは十分に対応ができます。
・自己紹介
・電話での応対
・問い合わせ方法
・見積書の発行
・会議の運営

しかし、それぞれの現場で使用する言い回しや専門用語は、業界によって大きく異なるため、市販の教材では対応が難しいでしょう。そのため自分でオリジナルの教材を作ることをおすすめします。これからどのようにオリジナルの教材を作るかをお話ししたいと思います。

テレビ会議に出席し議事録を作成

現場に即したリスニング力をつけるのに最も近道なのは、自分の会社で行われているテレビ会議に出席し議事録を作成することです。議事録を作成するためには会議中の発表や質問の内容を理解するのはもちろんのこと、聞いた単語やフレーズをそのまま紙に落とし込む必要があります。その際に自社でよく使われる英単語やフレーズを確認することができます。特に頻繁に出てくる単語はさらに単語帳などへ記録しておくと、自分だけのオリジナルの教材になります。
会議に出席した際には会議の音声を録音しておくのも良いでしょう。もちろん聞き逃しを防ぐためでもあります。TOEICが満点の社員や帰国子女で英語が得意な社員であっても重要な会議は録音をしておくようです。それはネイティブでない限りは聞き漏らしが発生してしまうためです。母国語の日本語でさえも会議中に聞き漏らすことはありますよね。この録音したデータは議事録の作成だけではなく、自分だけのオリジナルのリスニング教材としても利用することができるのです。

英会話の講師に業界のwebサイトを読んでもらう

自分の会社であっても、業務上、テレビ会議に参加できない場合もあると思います。もし英会話スクールに通っているまたはオンラインの英会話の授業を受講している場合には、レッスンで業界のwebサイトを読み上げてもらう、または自分自身で会話のスクリプトを作成し読み上げてもらうというという方法があります。
それを録音し音声データを貯めていけば、あっという間に自分だけのオーダーメイド教材の出来上がりです。自分での準備が難しいと感じた場合には英会話スクールの運営側が用意している教材でも問題ありません。後ほど説明しますが、様々な国籍の先生に読み上げてもらうとより実践的な教材になります。

動画サイトから英語のニュースを探す

これまでお話しをした方法を実践するのが難しい方は、YouTubeやTEDなどの動画サイトから自分が所属している業界の話題を取り扱っているチャンネルやニュースを探して聴き込むのも有効です。動画サイトであれば、自分のレベルに合わせた動画を選ぶこともできます。
内容の8割程度を理解できる動画が英語学習にはぴったりの難易度です。あまりに簡単でも勉強にはなりませんし、難しすぎるとただの雑音にしかならないのでお勧めできません。さらに上級者であればABCやCNNなどのニュースに挑戦してもいいでしょう。ただし、読み上げる速度がかなり速く、扱う単語も難しいものが多いです。

様々なアクセントに慣れるための努力が必要

基本的なことかもしれませんが、英語の様々なアクセントに慣れる必要があることをご存じでしょうか。グローバルな会社は様々な国籍の人が所属しているため、会議に参加すると様々な英語が飛び交い、最初はうろたえることもあるでしょう。
私たちはこれまでアメリカ英語かイギリス英語のリスニング教材を使用し、リスニング力を培ってきました。教材はプロが読み上げていてとても美しい発音、話し方です。しかし実際はアメリカ人であっても、イギリス人であっても日本と同じく住んでいる地方によって方言が存在するのです。例えば

アメリカ

・北部と南部
・都会と田舎

イギリス

・イングランドとスコットランド
などでは発音やアクセントが大きく異なると言われています。さらには英語を第1言語とする国は12ヶ国あると言われていますが、単語や発音や文法が違うこともあります。

英語を第1言語とする代表的な国の例

・アメリカ
・イギリス
・カナダ
・オーストラリア
・ニュージランド
・アイルランド
・シンガポール

そして世界各国で話される英語は、方言とは言えないような大きな違いが生まれています。それぞれを聞き取る力が必要になります。そのためにはオリジナル教材には英語を話す方が様々な国籍であることが望ましいのです。

教材を上手に使ってリスニング力アップ

これまではどのようにしてオリジナルの教材を作成するかについてお話しをしました。これからはその教材を使ってどのようにリスニング力をアップするのかをお話しします。

英語の聞き流しは効果がない

リスニング力アップには英語のシャワーを浴びるといいという風潮が一部でありますが、果たしてそれは正しいのでしょうか。留学やワーキングホリデーなどで大学生や大人が英語圏で生活をしても、1年経ったにも関わらず英語がしっかりと聞こえてこない人はざらにいます。
有名な研究結果である年齢を越えると母国語以外の音は雑音として脳が処理をしてしまうというものもあるようです。せっかくのオリジナル教材も聞き流してしまってはもったいないのです。

新しいフレーズや単語はディクテーションとシャドウィング

それではどうやってオリジナル教材を使えば良いのでしょうか。聞き流すのではなくじっくり聞く必要があります。新しいフレーズや単語が多い場合は1つ1つの音がわかるまでじっくり聞きましょう。
ただ闇雲にじっくり聞いてもなかなか身につかないので、ディクテーションやシャドウィングを行うと効果的でしょう。

ディクテーション

聞いた音を書き取るトレーニングです。よく英会話のノウハウ本には「聞いた音をテキストを見ずにすべて書き取ること」と説明がありますが、これを行うにはかなりの労力と時間が必要です。
忙しく時間に追われているビジネスパーソンは聞いていてわからない単語やフレーズをカタカナで良いのでメモをし、その単語を見直して音とスペルを覚えるという方法をお勧めします。

シャドウィング

聞いた音を真似て発声するトレーニングです。「音源に少し遅れて自分も同じことを話す」とよく説明されます。まずはテキストを見ながら同時に読み上げます。音と意味を完全に理解できたら、テキストが読まれた少し後にテキストを見ずに読み上げてください。こうやって音と口の動きをリンクさせます。どちらも同じ音源で繰り返し行うことで脳への定着が高まります。

最後に

ビジネス英会話のリスニング力アップにはただ市販の教材を購入するだけではなかなか難しいかもしれません。自分の必要なスキルに適した教材を自分で作ることが、結果的にはリスニング力アップの近道になります。
教材を作成した後には音をじっくり聞くトレーニングを行いましょう。そうすれば会議で質問ができるようなリスニング力を手にいれることができます。

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