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間違いやすい5つのビジネス英語フレーズ

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知らなかったがために勘違いをしてしまったり、恥ずかしい思いをしたなんてことはありませんか?今回はビジネスにおいてネイティブの方々がよく使う英会話表現について筆者自身の実体験に基づいてエピソードとフレーズをご紹介します。
実際の現場のように考えて頂けるよう、問題形式で5つピックアップしていきます。

Question1!写真は撮った?

まずは、筆者が仕事で初めて英語ミーティングに参加した時の話です。
ミーティング後、当時英会話に慣れていなかった筆者にアメリカ出身の上司が聞いてきました。
“Did you get the picture?”
さて、皆さんはこの英語表現をどのような意味に捉えたでしょうか?
「写真を手に入れましたか?」や「写真を撮りましたか?」と直訳で解釈をした方も多いのではないでしょうか?
正解はこちら…

正解:(ミーティングの)内容を理解しましたか?

私はその時、”No, I didn’t take any pictures.”と答えました。そして、”I’ll bring a camera next time. (次回はカメラを持ってきます)”と伝えたのです。
実は、get the pictureには「事情や状況を理解する」というような意味があります。

英語の考え方としては、
  1. 自分の頭の中に写真を描く
  2. 頭の中に写真としてはっきりとインプットしている
  3. 理解する
この流れから「事情や状況を理解する」という意味で使用しているようです。
ですので、 “Did you get the picture?(ミーティングの内容は大体理解できましたか?)”と聞かれた時、 大体内容を理解できたのであれば、“Yes, I got the picture.(はい、大体理解できました。)”
逆に、理解できなかったのなら、“No, I didn’t get the picture.(いいえ、内容を把握することはできませんでした。)” と答えるのが適切だったと言えます。

Question2!宿題なんてあったっけ!?

次は、英語好きな友人が外語人の方に話しかけた際の話です。 友人が簡単な自己紹介を英語で終えた後に、その外国人の方からこんな質問がありました。
問題2:“Who do you report to?”
彼は、レポートを提出するわけではなかったので、
“No, I won’t report to anyone.”「誰にも提出しませんよ」と答えました。
すると、その外国人Bさんは驚いて聞いてきました。
“Are you a boss?”「あなた自身が上司(社長)なのですか?」
ここまでの話の流れで、なんとなく正解がわかってきたのではないでしょうか?
答えはこちらになります。

正解:あなたの上司は誰ですか?

いかがでしたでしょうか?
今回の、“Who do you report to?”は「~に提出する」以外にも、
  • 「~に報告する」
  • 「~の指示を仰ぐ」
などという意味もあります。
よって、“Who do you report to?”は「誰に指示されているのですか?」とも訳すことができるので、「誰があなたの上司ですか?」という意味も持ちます。

Question3!もう話すことなんてないよ!

3問目は、私の教え子のお話です。イギリス人である取引先の担当者からこう言われました。
“I couldn’t ask for more.”
もうこれ以上話すこと(お願いすること)はできないのだと思った教え子は、
”I’m sorry to make you feel uncomfortable.”「不快な思いをさせて申し訳ありません」と言いました。
ところが相手先の担当者は笑って、
”No, that’s not what I meant.(そういう意味で言ったのではないのです)”と答えました。

正解:願ってもないことです。

今回の、“I couldn’t ask for more.”は日本語にそのまま訳すと誤解してしまう方が多いです。
実はこれ、直訳の「これ以上尋ねることはできません。」が「これ以上頼めないほどいいことです。」となり、自然な日本語に直すと「これ以上ないほど願ってもないことです。」となります。
一見、否定的な意味に解釈しがちですが、ビジネスではよく使われるポジティブな英語表現の一つになります。

Question4!もちろんイヤに決まってるよ!

これは、筆者が勤務していた会社での出来事です。
会社のランチタイム、近くにい居た外国人の先輩に聞きました。
“Would you mind eating lunch here?”「ここでランチを食べてもいいでしょうか?」
すると、その先輩から笑顔でこう言われたのです。
”Of course not.”
私は、笑顔で断られたと思い、”I see. Where can I eat lunch?”「わかりました。どこでランチを食べれますか?」と尋ねました。先輩は少し首をかしげて言いました。
“You can eat lunch here. ”「ここでランチを食べることができますよ。」
私は、この時やっと誤解していたことに気が付きました。

正解:もちろんですよ。

今回のポイントは“Would you mind ~”「~してもよろしいですか?」です。
これは実は大変丁寧な英語になるのです。
英語では質問によっては、答え方がYesとNoで逆になる場合もあるので注意が必要です。

ここまではいかがですか?次の問題がラストですよ!気合を入れて。

Question5!どうせ忘れちゃうんでしょ?

私の後輩が上司と話をしていたときに実際に起きた出来事です。初めて英語の会議に出席した後輩が、緊張のあまり、会議ではほとんど話ができなかったことを外国人上司に謝りました。
“I’m sorry. I didn’t speak out during the meeting.” 「会議中にあまり発言ができなくてすいませんでした。」
そのときの外国人上司の返答がこちらです。
“ You can forget about that.”
直訳すると、「君はこのことを忘れられますよ。」と訳せますよね。 そのまま解釈した後輩は、叱られたと思いこんでしまいました。
でも、実はこの言葉は外国人上司の優しい心配りだったのです。

正解:心配いりませんよ。

“You can forget about that.”は、
  1. 「あなたはそれを忘れることができますよ。」
  2. 「あなたはそれを忘れてしまっても問題ありませんよ。」
  3. 「心配しなくても大丈夫ですよ。」
というニュアンスに変わる表現になります。今回の文章もニュアンスを勘違いしてしまうと、意味が大きく変わってしまいます。

5問中何問正解しましたか?

知らないと恥ずかしいビジネス英会話表現の紹介はいかがでしたか?例え英語の有資格者であっても、このような誤訳はありえる話です。
大切なのは、教科書的な英語だけでなく「実践でどれだけ英語を使ったことがあるか」が自然な英語表現につながるということです。
是非、今回学んだ表現を実践し、ビジネスでも今以上に自然な英会話を取り入れて経験を積んでいきましょう。

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