上級者におすすめの英語勉強法をご紹介！

既に日常会話は不自由なく、会議や出張でも頻繁に英語を使用する機会のある上級者向けの英語学習法を今回はご紹介します。
日本人にとって、国語の授業が日本語で行われるように、英語圏の国の語学学校に留学すると授業は英語で行われます。英語を英語で勉強するのはごく自然で、上級者にとって最後の壁は、英語の絶対量に多く触れ、より自然な言い回しを覚えることです。

英語を英語で勉強する理由

英語を英語で勉強することは、ハードルが高いと多くの学習者が思っています。
事実、学習初心者は日本語を介して勉強した方が、学習効率は高いですが、上級者が英語をネイティブと同じニュアンスで使用できるようになる為には、英語を英語のままで理解することが必須です。
英語に限らず語学は、知識というよりは一種の流れ作業に慣れていくこととイコールなので、中級者になった段階から、英語を英語で勉強する練習を繰り返すのも英語学習の一つの大事な方法です。

英語を英語のまま理解する

日本語で会話する時は何も考えずに会話が成立しています。動詞や主語を意識することなく、発話ができます。 英語も同じで、聞こえてきた英語を、そのまま取り入れて理解します。
「Hello」と言われて「こんにちは」と頭のなかでも日本語に変換しなくても、挨拶されたと誰もがわかりますよね？
もちろん「Hello」は、誰もが知っている言葉ですが、この場合、日本語に１回変換しなくても、イメージを介して聞こえた音のまま、意味を理解できています。
一般的に脳科学分野の通説として、15歳を過ぎて英語学習を始める学習者は、いきなり日本語を介さずに、英語で発話された言葉を、そのまま英語で理解するのはかなり難しいです。
やはり英語を英語のまま理解できるようになるには、長期にわたって英語を継続的に学習し、少しずつ慣れていくことが最重要です。

英語に慣れるための学習法

わからない単語があるときは、英英辞書を使うことをオススメします。前提として英語には、厳密に日本語に直訳できないような細かなニュアンスが存在します。
上級者は細やかなニュアンスの違いも把握するために、英英辞書を使用すると効率的に学習ができ、「日本語に一旦変換してから、再度英語を考える作業」を省くことができます。
その一方で、学習初心者が英英辞書を使うと、調べた単語の意味を更に調べる必要があり、とても時間がかかってしまいます。

英英辞書で英語に慣れる

学習初心者でも英英辞書を使って学習する方法があります。まず第一歩として、最初は簡単な単語や知っている単語から調べて見て下さい。
例えば“Beach”「ビーチ」誰でも知っていてカタカナにもなっているので調べる機会も少ないと思いますが、英英辞典で調べると
“An area of sand or rocks next to the sea.” などと記述されています。学習初心者でも、日本語を介さずに意味が理解できます。その他にも単語の繋がりなどもわかります。

“Important”を調べると
valuable, useful, necessaryなどの類義語などが記述されているので、ボキャブラリーを増やすこともできます。

英英辞書は慣れるまで読みにくいこともありますが、最初は眺めているだけでも構いません。とにかく英語に触れている時間が増えると、確実に英語に対する基礎力が上がります。
必ずしも分厚い英英辞書を購入して頂く必要はなく、無料オンライン辞書も多数存在していますし、英英辞書アプリを使用しても良いです。とにかく慣れることが最優先です。

代表的な学習者向け辞書

• Longman online dictionary
• Oxford Learner’s Dictionaries
• Cambridge Dictionaries Online
　

世界の英語学習教材で英語に慣れる

欧米圏の教育機関が英語学習者向けに出している教材や、学習サイトはもちろんすべて英語で書かれていますが、中には初心者向けのものもたくさんあるので、英語を英語で勉強する練習をするにはとても良いです。
なかでも無料で有名なのが BBC Learning Englishです。
様々なコンテンツが、初心者向けから上級者向けまで用意されています。その他にも大きな書店やAMAZONなら洋書も手に入いりますので、自分に合った英語で英語を学ぶ学習方法を見つけて行きましょう。

まとめ

英語で英語を学ぶ手軽な方法は、英英辞書を使うことです。最初は意味を理解するのに時間がかかりますが、英語に触れる時間が長くなり、結果的に慣れて理解するのも早くなります。英語学習で英語にたくさん触れることはとても重要です。
英語を英語のまま理解できるようになるための第一歩を掴みましょう。