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日本語特有の「お疲れ様です」の英語表現を考えてみよう!

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出社時に「お疲れ様です」と声をかけられた時、日本人であれば、「お疲れ様です」と返すでしょう。しかし、筆者の友人のアメリカ人が日本で働き始めたときは「まだ出社したばかりで疲れているはずもないのに、どうしてそんなことをいうのだろう。どう答えればいいのだろう。」と真剣に悩んでいました。今回は、普段頻繁に使われる日本語特有の表現で海外の人たちには理解しづらい「お疲れ様です」という表現について、英語の表現なら何が相当するのかを考えていきたいと思います。

挨拶として使われる「お疲れ様です」は、英語ならこう言う!

早速、退社時に使われる「お疲れ様です」の英語表現をみてみましょう。月曜日から金曜日までの退社時は、別に特別な挨拶はなく簡単で当たり障りのない挨拶をしてから退社します。

退社時に使われる「お疲れ様です」の表現

“Have a nice evening!”
“Goodnight!”
“See you tomorrow!”
”Goodnight, Jane!”
“Goodnight, Bill!”
“Have a nice evening, David!”

上記はファーストネームを付けた場合です。
“Goodnight, Sir!”
“Goodnight, Mam!”
“Have a nice evening, Sir!”

上司や目上の方に対する使い方です。
アメリカでは、上司や目上の方でも親しみを込めてファーストネームで呼びますので、“Sir!”や“Mam!”をつけるのは、まだ親しくない間柄の時だけになります。次に、出社時や社内でのすれ違い、ミーテイングやプレゼンテーションなどで使われる「お疲れ様です」の英語表現をみてみましょう。

出社時や社内で使われる「お疲れ様」の表現

“Good morning!”
“Good morning, Jane!”
“Good afternoon!”
“Good afternoon, Bill!”
”Hi, David!”
“Hi, Karen!”
“Hello, Sir!”
“Hello, Mam!”

などの別に特別な挨拶はなく簡単な当たり障りのない挨拶になるでしょう。
”How are you?”
“How’re you doing?”
“What’s up?”

などの挨拶は個人同士で使用します。
出社時の挨拶での「お疲れ様です」は、筆者の友人のアメリカ人が理解に苦しんだように、海外では、中々理解が出来ない表現かもしれません。これには、日本特有の会社への帰属意識が深く関係していると思われます。個人を犠牲にして同一の会社に貢献しているという意識が社員一人一人にあり、それが退社時以外でも、社員同士が顔を合わせると「お疲れ様です」という表現で交わされるのではないでしょうか。

労いのための言葉として使われる「お疲れ様です」!

労いの言葉としての「お疲れ様です」や「お疲れ様でした」は、社内だけではなく学校や家庭内でもよく使われます。そして英語では「本当に疲れたことでしょう」という表現が日本語の「お疲れ様です」や「お疲れ様でした」に当たります。下記英語での表現を詳しく見ていきます。
“You must be tired today.”
「今日はお疲れに違いないでしょう」
“You must be worn out today.”
worn outは「擦り切れた」の意味で、「(擦り切れるほど働かれて)今日はお疲れのことでしょう」
“You must be tired after such a long business trip today.”
「(お疲れ様でした、長期にわたる出張で)今日は、お疲れのことでしょう」
労りを増すためにファーストネームを入れることもお勧めします。

誉め言葉として使われる「お疲れ様です」!

誉め言葉としての「お疲れ様です」や「お疲れ様でした」は、労いの言葉として使われる時と同様、社内だけではなく学校や家庭内でもよく使われます。仕事、試験、スポーツや料理など、いろいろな成果を称賛します。英語での表現なら下記の表現がそれにあたります。
“Well done!”
“Good job!”
“Good work!”
“Awesome job!”
“Excellent work!”
“Good game!”
 

親しみを増すためにファーストネームを入れることもお勧めします。

上司に対する誉め言葉、「お疲れ様です」には、注意が必要!

まず、上司に対する誉め言葉は、本当に自分自身が上司の成果に感動や感心した場合に「お疲れ様です」、「お疲れ様でした」の念を持ち、心から言いましょう。なぜならお世辞にとられることがあるからです。そして、上記の同僚や部下に使う表現とは違う表現を使うことが必要になります。

likeを使う表現

“I like the way you handle the case!”
直訳すると「あなたが仕事を処理するやり方が好きです」で、「あなたが仕事のこなし方(=処理していくやり方)が上手くて、見習いたいものです」という感じが上司に伝わります。何よりもlikeはさりげない好感を相手に伝えます。

likeを使わない表現

“You always know (find) the proper way to handle the case!”
“You always show (teach) us the proper way to handle the case!”

などと言えば、あなたが上司の仕事ぶりに感心していることが伝わるはずです。
そして、称賛を表現する「感服、称賛する」のadmire、「感心させられる」のbe impressed with、「尊敬する」のrespectを使って上司を称賛する表現もできます。

admire/be impressed withを使った表現

I really admire your great work.
  「あなたの偉大な仕事には本当に感服します」
I’m really impressed with your hard job.
 「勤勉な仕事ぶりに本当に感心させられます」 この場合は、受け身のbe impressed withが使われます。
I always respect your hard work.
「あなたの勤勉なる仕事には常に敬意を払います」

まとめ

今回は、日本語の「お疲れ様です」の英語での表現方法についてお話しました。言葉は生き物です。時代時代の雰囲気や世相に影響を受けて言葉そのものや表現に変化が起こります。それは、日本語も外国語も同じことが言えるでしょう。

今回のように1つの言葉や表現にスポットを当てて、そのニュアンスの微妙な違いなどを考えてみるのも、言葉を学ぶ上では非常に良い方法だと思います。
何よりも言葉に対する感覚が磨かれますし、英語だけではなく日本語に関しても理解が深まることにつながります。機会があれば、色々なニュアンスを持つ表現に触れてみましょう。
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