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TOEIC800点あっても英語がうまく話せない人に共通する3つの理由

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「TOEICのスコアはそこそこあるのに、ぜんぜん思うように話せない・・・」そんな日本人は少なくありません。
今回は、そういう人たちが陥りがちな3つの共通点についてご紹介します。

TOEICが800点あっても話せるとは限らない

TOEICのスコアが高くても喋れない人

TOEICのスコアでは800点以上を取っており、社内でも英語が出来る人材として期待されている。でも、いざ話すとなると全く話せない…そんな悩みを抱えている人は日本中にいるのが現実です。
このような人たちに特徴的なのは、相手の言っていることが聞き取れずに何度も聞き返してしまったり、いざ意見を求められても「えー、あー…」と詰まって間が大きく空いてしまうといったことが挙げられます。

TOEICのスコアが高いために英語を用いる部署や仕事を任せされたは良いものの、その期待に見合うほどの活躍が出来ていない。このような状況では、上司にとって悩みのタネであるだけでなく、それに思うように応えることが出来ない当人にとっても気まずさを感じざるを得ません。

いまの日本のビジネスパーソンにとっては切っても切り離せないTOEIC

ここ最近の傾向として、日系企業であったとしても、英語力強化を会社の戦略として掲げる企業はますます増えてきています。グローバル化や海外進出が進む中で英語が喋れることで得られるビジネス上のメッリトは大きく、グローバル人材の獲得や育成に各社力を入れています。そのような状況において、特に国内でTOEICスコアが社員の英語力を測る指標として導入されるケースは一般的になってきました。TOEICを運営している一般財団法人国際コミュニケーションズ協会がまとめた「上場企業における英語活用実態調査」によれば、採用活動において企業がTOEICの点数を参考にしていると答えた割合は69.3%にも上ります。また「TOEICを社内において昇進・昇格の判断の目安にしている」と回答した企業は15.8%であるものの「TOEICを将来的に昇進・昇格の要件とする可能性がある」と答えた企業は45.2%とその影響力の大きさを無視することは出来ません。

それでは一体なぜ、TOEICの点数が高いのに実践では喋れないという事態が起きてしまうのでしょうか。その3つの理由を紹介します。

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理由1. TOEICのリスニングと実際の英会話とのギャップ

TOEICでは高スコアを叩き出しており、リスニング能力もそれなりにあるはず・・・が、実際にネイティブと会話をすると殆ど聞き取れていないというのはよくある話です。なぜTOEICの試験で高得点を収めているリスニングがいざ実戦になると聞き取れないといったことがあるのでしょうか。

その主な理由は、TOEICのリスニングは速さが一定である点にあります。TOEICでは問題がほぼ一定の速さで発音されているため、そのスピードに慣れれば慣れるほど得点は伸びていく可能性があります。
しかし、一方で、実際の会話では話すスピードや流暢さは文脈やタイミングによって大きく変わってきます。そのため、より柔軟なリスニングスキルが求められるのです。TOEICのリスニング対策CDだけで満足するのではなく、積極的に本物の英会話に触れようとすることが、実践的なスキル向上へとつながります。

理由2. 英会話で必須の構文や言い回しがTOEICでカバーしきれていない

TOEICを受験した人の多くは、単語帳を用いてひたすら単語を覚えた経験があるはずです。しかし、必死に覚えた単語の中にも、英文でよく使われる単語と使用場面が限定される専門用語もあったと思われます。英会話についても同じことが当てはまり、TOEICで出題される会話表現の中には実際よく用いられる言い回しや慣用句がある一方で、ネイティブからしたら不自然でほとんど使われない表現も存在します。

“No way”などはその例です。“No way”という表現はその短さからネイティブが好んでよく用いるものの、海外生活の経験のない非ネイティブが会話で使うことはあまりなかったりします。“No way”は「まさかそんなわけない!」や「バカな!」という意味で、何か思いも寄らぬ出来事が起こった際によく用いられます。

もし仮にこのような表現を知らないと、別の形でそれを言い表わさなければならず、自然な会話の妨げになりかねません。 I can’t believe it! It must not be true! などと、状況に合わせてわざわざ文章を作って発話するなんて、初心者には非常に難しいこと。このような会話表現は英会話を簡単に早く習得するためのキーポイントになります。また、「自分は喋れるんだ」という自信にもつながりやすくなります。 これらのネイティブの自然な表現は、TOEICの勉強をしているだけではなかなか学ぶことが難しかったりします。実際にネイティブと喋る機会を多く持ち、その中でネイティブの表現を真似ることが大事になってきます。

理由3.TOEICの勉強だけでは、英会話に必要な「Conclusion first」の考え方が身につかないため

英語の特徴の1つに「Conclusion first」という考え方があるのはご存知でしょうか。意見を求められた際に、結論を先に述べその後に理由を言って返答をすることです。How do you think about him?と尋ねれらたならばI don’t like him because ~ といった具合に返答を行います。この「Conclusion first」の考え方は英会話において重要となってきます。

Conclusion firstで返答をするのは、話し手・聞き手双方にとってメリットがあります。話し手にとってはConclusion firstというフレームワークに沿って発言をすることで、考えがまとまりやすくなります。聞き手にとって話における主張、そしてその理由が順番に頭に入ってくるので、話の理解度は格段に上がります。会話の質と理解度を向上させるConclusion firstの考え方は、ができるだけで、文法・語彙や発音の不得手をカバーできます。 普段からぜひこの考え方を念頭に置いてみましょう。

これから意識するべきこと

実際に言葉のキャッチボールをする機会を増やす

TOEIC800点が取れているのに全く喋れないというような人にならないためには、実践の場での言葉のやり取りの機会を意識的に作ってみて下さい。TOEIC800点を持っているということは、言い換えると、かなりの量の文法や単語、イディオムを知っているということになります。あとはそれらの知識を実際の会話に落とし込み、使っていくだけです。そのうえで、実際に話す場においては上記で上げたスピード・会話表現・考え方に着目し、ネイティブとの英会話に慣れていきましょう。

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