海外留学すると英語は必ずできるようになる?
英語学習、特に英会話ができるようになるための1つの方法として海外留学を考える人も少なくないと思います。海外に住めば英語漬けの毎日で自然と英語が身について気がつけばペラペラと話せるようになっている、そんなイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。逆に言えば日本にいたら英語なんてできるようにならないしお金もかかるしと諦めていませんか。
しかしそんなことはありません。英語力ゼロだった筆者が海外の大学を卒業できた留学経験をもとに英語学習の方法を紹介します。
留学初日から英語の壁に直面する
渡米の1年ほど前から英語の勉強を独学ではじめ、三ヵ月前には英会話スクールにも通い、これで準備はできたと夢のニューヨークに飛び込みました。しかし迎えた語学学校の初日、英語がまったく聞き取れません。先生はもちろんアメリカ人、生徒もみんな日本以外からの留学生で、共通言語は英語のみという状況でした。日本のスクールの外国人講師とは英語で話せていたのになぜ?という疑問と焦りで頭の中がいっぱいのまま初日を終えました。今から考えると原因は単語量の不足とリスニングトレーニングをあまりしていなかったことでした。こういった英語の基礎力が不足している状態では、いくら海外に住んでいても英語を話せるようにはなりません。自分のレベルを把握して1歩ずつ進む
みなさんはこんな経験はありませんか。英字新聞を辞書を使いながら何時間もかけて読んだり、映画を字幕なしで観たりして、疲れてしまって勉強する気力がなくなる。そんな経験をした筆者が初心者のときに行って効果的だったと思う事は、やはり基礎学習です。日本語で書かれた文法書を読み、単語を覚え、児童向けに書かれた簡単な英文を読み、英語で日記を書いていました。そして学校では新しく覚えた表現や単語、文法を使って積極的に話すようにしていました。すると数週間経ったころに大きな変化が起きました。先生が話している内容が理解できるのです。これは授業でリスニングに慣れたことにくわえて単語力と文法力の向上の成果でした。基礎的な単語や文法などの英語知識こそ日常的に使われる頻度が高いので、基礎トレーニングは必要不可欠といえるでしょう。そして恥ずかしがらずに英語で話をしてみることが上達への第一歩です。カタコト英語からの脱却
基礎学習の大切さに気が付き英会話をすることに慣れた頃、クラス内で積極的に発言をし英語日記を書ける分量も日に日に増えているという成長を実感していました。しかし、同時に感じた次の課題もありました。それは大学の申し込みの手続きをしに行った時のことです。大学職員の質問も理解して答えているのに会話のテンポが悪く、相手が聞き取りにくそうにしていたのです。これは筆者の英語が“カタコト”だったからです。カタコトとはもちろん発音の問題もありますが、それ以上に話し方が不自然で聞き取りにくいのです。この時点では頭の中で常に日本語→英語という翻訳をしていたために、話している文の途中で途切れたり抑揚のない話し方をしていたのでした。この課題を克服することがもっとも大変で重要だと思っています。なぜなら日本語で考えることなく英語で話す、いわゆる英語脳をつくる必要があるからです。しかし英語脳で話す事ができるようになってしまえば会話のスピード、スムーズさが格段に上がり大きな前進といえるでしょう。
英語学習はどこでもできる
筆者が海外留学を通じて感じたことは日本にいても英語の学習は可能だということ。もちろん海外に住むメリットは多くあります。例えばレストランで注文をするにも何をするにも英語を使う時間は日本国内にいるより多くなります。しかしそれには多くの時間と費用が必要ですし、決まったシチュエーションでは使う英語は限られています。では国内でなにができるのか。単語や文法の基礎学習、英語字幕を使ってリスニングトレーニング、英語の文章もネット上にはたくさんあります。さらに英会話スクールや短期集中型のプログラムなどは有料ですが海外留学よりもコストと時間をかけずに、日常生活を送りながら行うことができます。このように様々な方法を駆使することによって単語と文法力の向上から、リスニングやスピーキング力などの英語力アップが可能です。
まとめ
筆者は帰国前にはニューヨークの大学の授業でゲストとして話をするという経験をしました。何も話せなかった筆者がなぜここまで英語力を伸ばせたのか。それは基礎学習と自分のレベルにあった適格なアドバイスで指導してくれた講師の存在が大きいです。「急がば回れ」、右も左もわからない時は地道にアドバイスを受けながら学習をすることが結局は近道なのです。そして効率的に英語力を伸ばすためには自己投資をすることも時には必要です。講師やアドバイザーなど英語指導のプロは多くの悩みを解決してくれます。
筆者は今でも英語学習を続けています。なぜなら英会話トレーニングに終わりはないと思っているからです。しかし方法さえ分かればあとはひたすら進むだけ、学習の初期段階が1番重要でじっくりやるべき部分なのです。
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