意思表示の第一歩。ビジネスシーンで使える他人の意見に賛成・反対する時の英語表現40選
皆さんは、ビジネスシーンで意見や質問があるかと聞かれた時、素直な意見を伝えられているでしょうか。
「自分が発言することによって迷惑がかかってしまうかもしれない」「自分だけが理解できてなかったのかもしれない」と苦笑いを浮かべながら、あなたの心に反した相槌をしてしまっていないでしょうか。
しかし英語を使うビジネスシーンでもそのような考えでは、相手にとってあなたは意見や関心のない人だと思われてしまうでしょう。英語を使うビジネスシーンでは、はっきりと自己表現や意思表示をすることがとても重要なのです。
そんな日本人と思われないよう、まずは自分が「賛成」するのか、「反対」なのかを明確に伝えることから始めていきましょう。
ALUGOよりビジネスシーンにおける意思表示の大切さと「賛否」の表現方法をご紹介していきます。
目次
ビジネスシーンにおける意思表示に対する考え方と大切さ
まず初めに、なぜ日本人が、空気を割って入り発言・意思表示をすることに対して抵抗があるのか、海外では意思表現に対してどのような感覚でいるのか、その違いを考えていきましょう。日本人の意見・発言に対する考え方
学生時代など学級委員やリーダーが黒板の前で「何か意見のある人はいますか〜?」と聞いているところで、誰も反応・発言しない状況を誰もが経験したことあると思います。このような環境で過ごしてきた日本人は成長していく中で、反対されることや少数派になることに恐れを感じたり、心に感じている気持ちや相手に思っている意見を表現しない習慣が、ごく自然についてしまっているのです。ですから、社会に出ても会議の場で自ら意見することが少なく、会話に割り込んでまで自分の意見を公表したりなどはしません。協調性があると言えばいいように聞こえるかもしれません。ですが悪く言えば自分の意見に責任を持つ自信がないので他人任せとなり、より良い結論へと向かうことがなく議題や問題がたった数人の意見によって決定することがあります。
そして「あの時にああ言っておけば…」「私はあんまり賛成できないけど…」という後ろめたい気持ちが、いつか大きくなると仕事のストレスになりうることも考えられます。
日本人はごく普通に日々の習慣で、周囲に対する意思表示が消極的になっているのです。
海外での意思表示に対する考え方
一方で外国人は、育っていく環境の中で自分が意見した発言が誰かに否定されたり反対されることはほとんど無い環境の中で育ってきています。授業などの中では意見を求められたり、発言のチャンスがあればほとんどの生徒が挙手をして様々な考えを発表します。そして周囲の人間もその意見を否定することなく、いち一人の考えとして受け入れたり自分の意見に反映させるのです。ですから、ビジネスシーンにおいても上下関係などに関係なく意見交換や議論・討論がなされます。逆に意見がない人は珍しく、仕事に対して積極的ではないイメージがついてしまいます。
日本人がたとえ「相手の意見を尊重しよう」「別に私の意見は言う必要ないな」と遠慮したとしたら、それは外国人にとっては消極的な印象として残ります。
英語で意見を伝えることに慣れるために必要なことは
疑問に思ったこと、確認したいことは遠慮なく聞く
”周りの人は納得している”からといって、自分の疑問を心にしまい込んでしまってはいけません。むしろ、あなたがどのようなことに対して疑問を感じるのか、どういった意見を持っているのかを発信していった方が仕事に対して一生懸命に取り組んでいる姿をアピールできます。些細なことでも、当たり前のことでも、あなたが思うことはしっかりと周囲へと伝えましょう。
意思表示することを恐れない
今までの環境で、意思表示をすることに慣れてくることのなかった方は少なくありません。気持ちを表現することに抵抗を感じる人は多数派なのです。ですから恥ずかしがることも、恐れることも全くありません。意思表示をしないで悶々とした気持ちになるのであれば、絶対に意思表示をすることを心掛けましょう。
「少数派」になることを恐れない
上にも記載したのですが、日本人は成長していく過程で”多数派が正しく、少数派は反対される”という価値観に慣れてしまってきたため、自分が少数派になることに抵抗があるのは仕方ありません。ですが、それでは日本以外でのビジネスシーンで活躍していくことは不可能です。自分が現在いるフィールドからもっと前へと進みた色いう気持ちがあるのならば、こういった固定観念から抜け出して自分の殻を何枚も割ってしまうことです。それが英語で意見を言うことに慣れる一番の近道です。「少数派」とは、大多数が持たない意見を持つことのできる、価値ある存在なのです。
間違うことを恐れず、覚えた表現をどんどん使う
海外では多くの国籍や文化を持った人々が第1もしくは第2言語として英語を使います。特に第2言語として英語を使う人々で一度もミスなく英語を使いこなしている人など滅多に居ません。ミスを重ねることで身についていくこともあるのです。ですから間違いをいちいち気にしていては、いつになっても英語が話せるようになるわけがありません。
まずは便乗!他人の意見に賛成・反対する英語表現40選
英語を使うビジネスシーンで意思表示をすることに慣れるには、まず周囲の誰かの意見に便乗することです。「私はこうです!」とはっきり断言できるようになるまでは、誰かの意見に対して自分は賛成なのか反対なのかを提示することからでも十分です。そこに加えた自分の意見を続けるのもOK、賛同する理由を述べるのもOK。まずは周囲の意見への自分の意見を伝えることから始めていきましょう。
周りの意見に賛成・賛同する表現20選
強い表現
I completely agree.(大賛成です。)
You’re absolutely right.(あなたの言う通りだ。)
I couldn’t agree more.(全く同感です。[=これ以上賛成できないほど賛成している])
普通に賛成する表現
Exactly.(まさにその通りです。)
You’re right.(その通りです。)
I agree (with you).(私は[あなたに]賛成です。)
I think so. (私もそう思います。)
I share your view.(同感です[共感します]。)
I hold the same opinion. (同じ意見です。)
I approve of it. (賛成です。)
I have come to the same conclusion.(私もあなたと同意見です。)
I have no objection. (異論ありません。)
少し弱い表現
I guess so. (そうだと思います。)
You could be right.(あり得ますね。)
You may have a point there. /You’ve got a point there.(あなたの言う通りですね。)
He/She may be right.(彼[彼女]の言う通りかもしれない。)
カジュアルな表現
Quite so ! / Just so !(ごもっとも!)
Fair enough ! (賛成だね!)
That’s right.(その通り。)
That makes sense.(理にかなってるね。)
周りの意見に反対する表現20選
反対意見の注意点
もちろん、反対することは悪いことではありません。ですが、誰でも反対されることはあまり嬉しいことでもありません。ですから、「私は反対だ!」「賛成できない!」ということを全面的に主張することは可能な限り避けましょう。「あなたの言っていることも分かりますが…私は違う意見です」という風な相手の意見も尊重した上で、自分の意見を述べることがbetterです。
部分的は同意する表現
I agree with you to a point, but that’s not always true.(あなたの意見にはある程度賛成ですが、いつもそうとは限りません。)
I understand what you are saying, however I disagree.(あなたの言っていることは理解できますが、私は反対です。)
I see what you are saying, but I don’t agree with you. (あなたが言っていることがわかりますが、私は賛成しません。)
You have a point there, but I have to object to that.(あなたの意見にも一理ありますが、反対せざるをえません。)
That’s one perspective, but I have a different view.(それも一つの見方ですが、私は違います。)
柔らかく反対する表現
I’m afraid, I don’t agree.(残念ですが、私は賛成ではありません。)
I’m sorry, but I don’t think so.(すみませんが、私はそうは思いません。)
Sorry, but I really can’t agree to that.(ごめんなさい、それには絶対に賛成できないです。)
疑問を使った反対表現
Hmm, I’m not sure it can work like that.(うーん、それが上手くいくかは分からないよ。)
Hmm, I’m not sure whether it’s possible.(うーん、それが可能かどうかは分からないよ。)
ネガティブなワードを避けた表現
I don’t think that’s such a good idea.(そんなに良い案だとは思わないな。)
※「It’s a bad idea.」を避けた表現。
I don’t think I can agree with you.(賛成はできないかな。)
※「I disagree with you.」を避けた表現。
I’m not sure it’s the best idea.(それが最善の策かどうかは分からないよ。)
※「It’s the worst idea!」を避けた表現
ストレートな表現
Honestly, I disagree.(正直、私は反対です。)
I have a different opinion on this.(これについては私なりの違う意見があります。)
I don’t agree at all.(全く賛成できません。)
I’m of a different opinion.(私は違う意見です。)
I doubt that.(私はそうではないと思います。)
I beg to differ.(失礼ですが私の考えは違います。)
I would say the exact opposite.(私の意見は完全に逆です。)
賛成?反対?あなたの意見に自信を持って伝えていきましょう
いかがでしたか?既に、意見をいうことに慣れている方もいるかもしれませんが、日本人のほとんどは意思表示に消極的なのが実態です。それは、ほとんどの人々のスタートラインは同じということです!スタートからは早く走った者勝ち。
意見を言うことに慣れる第一歩としてより多くの他人の意見に賛成・反対をして、あなたの気持ちを投げかけていきましょう!
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