ビジネスには欠かせない!丁寧な印象を与える英語の使い方
日本語に敬語があるように、英語でも話す相手によって使う言葉を変えるということをご存知ですか?
特にビジネスにおいては、関わる人々と良い関係を築くことは不可欠ですから、できるだけ丁寧な英語を使用し、プロフェッショナルな印象を与えたいですよね。
今回は丁寧で礼儀正しい英語の使うためのtipsをご紹介します。
目次
Tip1: would、could、may、mightを使う
丁寧な表現と言えば “Could you 〜?“を思い浮かべる人も少なくないと思います。それだけでなく、助動詞would, could, may, mightを使うと要求、依頼、提案を伝える際の口調を和らげることができます。
I would like 〜:〜をいただきたいと思います。
カフェやレストランなどで、注文をするときはwould likeを使いましょう。
「〜ほしい」はwantが真っ先に浮かぶと思いますが、状況によってはwantはぶっきらぼうで失礼な印象を与えます。
仲のいい友達との会話以外では、wantの代わりにwould likeを使うことを心がけておくといいでしょう。
I want a cap of cappuccino.
→ I would like a cap of cappuccino.
I would like to do〜: 〜をしたいと思います。
I would like you to do〜: あなたに〜をしていただきたいと思います。
want to do/want you to doの丁寧な表現で、希望、依頼を示す時に使います。
自分が「〜したい」のであればI would like to do〜
あなた(またはその他の人)に「〜してもらいたい」のであればwould とlikeの間にyou (または他の人)を挟みます。
I want to introduce you to Mr. Johnson. 「あなたをジョンソン氏に紹介したい。」
→ I would like to introduce you to Mr. Johnson. 「あなたをジョンソン氏に紹介したいと思っています。」
I want to meet Mr. Johnson. 「ジョンソン氏に会いたい。」
→ I would like you to meet Mr. Johnson. 「ジョンソン氏にお目にかかってもらいたいのですが。」
Would you〜?:「〜してくれませんか?」/Could you〜?: 「〜していただけませんか?」
動詞の原形で始める命令形はとても強い口調ですが、Would you〜?/Could you〜?を加えるだけで相手の意向をうかがう、
丁寧な表現になります。
Bring me a cup of coffee.「コーヒーを持ってきて」
→Would you bring me a cup of coffee?「コーヒーを持ってきてくれますか」
Would you mind 〜ing?:「〜してもかまいませんか?」
mindは「気にする、嫌がる」という意味のある動詞です。Would you mind 〜ing?の直訳は「〜することを嫌がりますか?」で、相手の意向を聞く丁寧な表現です。
Take a picture for me.「写真撮って。」
→ Would you mind taking a picture for me?「写真を撮っていただけますか。」
Tip2: 時制を変える
hope、feel、think、wonder、wantなどの動詞を使う際、現在の話でも過去形を使うと直接的な表現を避けることができます。(これは仮定法と同様の発想で、時制を変えることによって「実現が可能かわからないけれど」という少しへりくだった姿勢を表します。)
また進行形(-ing)を使うことによっても口調を和らげることもできます。
Do you have time to come here tomorrow?
「明日ここに来る時間ある?」
↓ I wondered if you had time to come here tomorrow.
I was wondering if you had time to come here tomorrow.
I’m wondering if you had time to come here tomorrow.
「明日ここに来る時間はありますでしょうか?」
Tip3: 否定の疑問文を使う
「〜はどう?」と提案したり、質問したり、意見を言ったりするときに否定の疑問文を使うと間接的な印象になり、丁寧さが増します。We must revise the document.「資料を修正しないといけない。」
→ Don’t you think we should revise the document? 「資料を修正したほうがいいと思いませんか?」
Tip4: 否定的な話を相手にするとき添えると良いフレーズをつける
相手に“No”と伝えたいとき、はっきり“No”と言ってはきつい印象を与えます。また物事がよくない時、”It’s bad.”と言ってしまっては相手の気持ちを傷つけてしまう可能性があります。
以下のフレーズは相手の気持ちを考えながら否定的な内容を伝えるのにふさわしい表現です。
I would love to but…: そうしたいのですが…
I’m afraid that … : 残念ですが…
Unfortunately,… : 残念ですが…
I’m sorry to say that…: 申し訳ありませんが…とお伝えします。
I wish I could…: できれば…したいのですが。
I’m not too fond of…: …はあまり好みではないのです。
I have to work so I can’t join you.「仕事があるから参加できないよ。」
→I would love to join you but I won’t be available because I have to work.
「参加したいのはやまやまだけど、仕事があって都合が合わないのです。」
I can’t agree with you. 「君に同意はできない。」
→I‘m afraid I can’t agree with you. 「残念ながら同意はできないと思います。」
Tip5: 相手を呼ぶ際には敬称をつける
ビジネスでのやりとりで、いきなり相手をファーストネームで呼ぶのは避けましょう。ラストネームに男性の場合はMr.(ミスター)をつけます。
女性はMs.(ミス)をつけるのが一般的です。
Mrs.(ミセス)は結婚している女性にのみ使う表現なので、最近ではあまり使われません。
最後に
英語には敬語がない、と言われることがありますが、決してそのようなことはありません。ビジネスでのやりとりは友達同士の会話とは異なることをきちんと認識し、丁寧で礼儀正しい印象を与える英語が使えるようになりましょう。
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