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ネイティブが好んで使う句動詞と基本動詞のシンプルな表現用法

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皆様方は「TOEIC対策」や「ビジネス英会話」などに日々努力しておられることだと思います。最近ではビジネス英語を磨くことは日本人ビジネスパーソンの重要課題にもなりました。しかし、シンプルで小気味のいい句動詞や基本動詞の表現に触れると、そのシンプルな英語表現が心の中に素早く浸透して、あれほど素晴らしいと感じていた難解な英語表現に何倍も勝るものだと目から鱗が落ちるような経験をするものです。今回はネイティブが好んで使用する句動詞、特に基本動詞を利用した句動詞と現在形の基本動詞のシンプルでテンポの良い表現用法をテーマに情報をお伝えいたします。

初級日常英会話なら基本動詞の現在形用法と句動詞用法が必須

いろいろな英会話の入門書にも書かれていることですが、初級日常英会話は大まかにいえば、基本動詞と中学で学んだ英単語で話されているといえます。そして句動詞、特に基本動詞の句動詞が好んで使用されています。句動詞表現は日本ではあまり教えてもらわなかった表現方法で、特に一つの句動詞がいろいろな意味を有する場合も多々ありますので、どちらかといえば苦手とする方もいらっしゃるのではないでしょうか?また、ネイティブは基本動詞の現在形を多種多様な英語表現に使用します。初級日常英会話では現在完了形や過去完了形などの用法は頻度が少なくなるものです。これは私たちが普段話している初級日常日本語会話でも全く同様です。ご自分が家族や友人の間で話している日本語を考えていただければ、普段どれほど分かりやすい単純な日本語で話しているかをお分かりいただけると思います。

基本英単語850語で英会話!ベーシック英語の勧め

特に注目に値するのは、ベーシック英語に用いられている基本動詞です。それらはgo, put, get, take, come, give, keep, let, make, do, have, say, see, send, be, seemと16語に厳選された基本動詞中の基本動詞だけになります。つまり、これら16の基本動詞を使用して動作に関わる全ての表現をしていこうということなのです。厳密にいうとseemは句動詞を作りませんので、上の16の動詞からseem を除いた15の動詞を利用して多数の非基本動詞を作りだすことになります。 例えば、「継続する、続行する、続ける」の “continue” なら “go on” 、「消火する、消灯する、消す」の “extinguish” なら “put out”、「発する、放射する、放つ」の “emit” なら “give off” と簡単な基本動詞と前置詞の組み合わせの句動詞を利用して言い換えられます。そして特に初級日常英会話では、この句動詞を使用した英語表現が頻繁に使用されています。 ですから句動詞の表現が使えないと英語らしい自然でシンプルな英語表現ができず、どこか堅苦しい、耳当たりのいいとはいえない表現になるのです。

ビジネスレベルの学習にも使える句動詞表現

句動詞は一流新聞でもよく使われています。特に時事速報(Breaking News Alert)ではシンプルで直接的な響きが好まれるのでしょうか、句動詞が使用されているのをよく見ます。例えば、爆発するのexplode のかわりにblow up を使い、降伏するのsurrenderのかわにgive inを使うとか、その他にも記事のタイトルや見出しにも多用されています。

ミス・クリントン氏のスピーチと句動詞

句動詞の用法で大統領選挙直前のメール問題について、クリントン氏の抗議のスピーチをご紹介します。約1分半のスピーチですが、その中で句動詞が4つも使われています。
ビデオの字幕は参考になりますが、数か所に正確でないところがあります。視聴後に訂正したものを下記に用意しましたので、ご参考にしてください。太体は句動詞の部分を示します。このスピーチは句動詞を幾つか含み参考になるスピーチだと思います。

I’m sure that some of you may have heard about a letter that the F.B.I director sent out yesterday. Well, if you’re like me, you probably have a few questions about it.

It is pretty strange, it’s pretty strange to put something like that out with such little information right before an election. In fact, in fact, it’s not just strange; it’s unprecedented and it is deeply troubling, because voters deserve to get full and complete facts. And so we’ve called on director Comey to explain everything right away, put it all out on the table. Right?

Now, of course, Donald Trump is already making up lies about this. He is doing his best to confuse, mislead and discourage the American people. I think it’s time for Donald Trump to stop fear mongering, to stop disgracing himself to stop attacking our democracy. We can’t let him get away with this, can we?

FBIの仕打ちに頭にきた感じで話されていますが、それほど難しい単語は使われていません。注目すべき句動詞は、二回も使われている “put something out, put out”で、この句動詞の意味は複数あるのですが、この場合は、“to make something publicly available, to publish something”、特に前者の「ある事(情報)を公にする」の意味になります。このスピーチでクリントン氏が伝えたかった最も重要な部分は、二回使われている句動詞に凝縮されて表現されているように思えます。これは選挙の1週間前くらいのスピーチですが、11月12日には、大統領選挙直前にFBIが再度国民の前に公にしたイーメール問題の影響で敗北したと表明されたそうです。

「句動詞と基本動詞のシンプルな表現用法」のまとめ

いかがでしたでしょうか、句動詞は3千以上あるとも言われています。動詞に前置詞や副詞を組み合わせて作る構造の句動詞は、実は際限なく作れるとも言われます。日々、新しい句動詞もどんどん作られるため、近年は特にIT関連のものが増えている傾向にあるようです。どうやら句動詞は英単語の新造語に負けることなく時代の雰囲気を反映して次から次に作りだされているようです。今回は、総論的な意味合いから句動詞と基本動詞の現在形の用法の重要性についてお話しさせていただきました。これからの英会話に積極的に取り入れ、より自然な英語のコミュニケーションに活かしてみてはいかがでしょうか。
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