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本気で英語力アップを目指すなら英字新聞を読め!英語学習におすすめな英字新聞の活用・勉強法

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英語の勉強をするのに「英字新聞」がおすすめ、と聞いたことはありませんか?
生の英語に触れることができ、豊富なボキャブラリーも同時に得ることができる英字新聞は、英語学習者にとってまさに「宝の山」。
今回はALUGOより、英字新聞のメリットとその勉強方法についてご紹介します。

英字新聞で英語を勉強する4つのメリット

英字新聞を活用して英語を勉強するメリットは、主に以下の4つがあります。

英字新聞のメリット1|リーディング力が向上する

まず、当たり前の話ですが英字新聞を読むことでリーディングの力がアップします。
TOEICなどの資格取得、昇進や異動に伴う英語試験の学習者にとって、英字新聞はぴったりの教材。
一長一短で習得が難しい英語だからこそ、毎日、もしくは毎週欠かさず英字新聞を購読することは、必ず後々力になります。

また、英字新聞は教科書や単語帳にはない、「生きた」英語が使われています。
日本語の新聞でも、単語や言い回し、漢字など、正しい日本語が使われていますよね?英字新聞も同じく、正しく洗練された英文で構成されており、本物の生きた英語に触れるチャンスを多く持つことができるのでおすすめです。

英字新聞のメリット2|ボキャブラリー力が向上する

英字新聞を多読することで語彙力がアップします。
特定の分野に特化したボキャブラリーを理解し、また様々な英語特有の表現方法を学ぶことができます。

英字新聞で取り上げられているテーマは、今すぐビジネスシーンで使える話題ばかり。
日本や世界で実際に起こっているニュースはもちろん、天気予報から新しい商品の宣伝まで、アイスブレイクで話せるネタをストックすることができます。
日本語の新聞を読んでいる場合、日本語でインプットした内容を、英語でアウトプットする手間がかかりますが、インプットも英語で行うことで、より実践的な語彙を増やすことができます。
特に政治や経済などに関する英単語は繰り返し出てくる場合が多く、一度覚えてしまうと様々な場面でスムーズなコミュニケーションをとれるようになります。

英字新聞のメリット3|世界の時事問題や情報の収集

教科書などの教材ではなく新聞のため、世界の幅広いテーマについての情報が可能です。
日本語の新聞は日本人が発行しているため、世の中のニュースを日本からの目線で書かれている場合がほとんどです。
新聞にもよりますが、英字新聞は海外で発行されているものが多く、世界のリアルタイムな情報をグローバルかつフラットな目線で情報収集ができるというのが、大きな魅力です。

英字新聞のメリット4|英語を大量にインプットできる

アメリカの言語学者のクラシェン氏は、「言語習得には大量の理解可能なインプットが必要である」と述べています。つまり、できる限り多くの英語をインプットすることが、英語を習得するための条件ともいえるのです。
一部100円程度という低価格の英字新聞には、たくさんの情報が詰まっており、英語を本気で学びたい学習者にとっては宝庫。
英語初心者の方は、日本語で英語の基礎を学ぶ必要がありますが、ある程度英語力が上達してきたら(TOEIC600スコアくらい)「英語を」学ぶことから、「英語で」学ぶことに変えることが大切です。
日本語で考えてから英語に訳す癖がついてしまうと、実際の英語でのコミュニケーションの速さについていくことができません。
新しい情報を英語でインプットすることで、英語でのアウトプットがより簡単になり、英語上達への早道となります。

英字新聞の種類と購入方法

英字新聞はどこで買える?

日本語の新聞に比べ、流通量そのものが少なく、購入場所も限られているのが英字新聞のポイント。
日本で英字新聞を買うには、普通に街を歩いているだけではなかなか手に入らず、特定の書店やインターネットでないとなかなか購入ができないのが難点です。
英字新聞を使って英語を勉強するなら、インターネットからの定期購読が便利。しっかり腰を据えて英語学習に励みましょう。

また、紙面の英字新聞の他、スマホやタブレット、パソコンで読めるデジタル版もあり便利です。
しかし英語を勉強する目的で英字新聞を読むなら、紙面の方が断然おすすめです。
わからない英単語に線を引いたり、書き込みができる上に、後ほどまた読み返して復習するのも簡単です。

おすすめの英字新聞にはどのような種類がある?

人気のある英字新聞はいくつもありますが、ここでは英字新聞初心者向けの、日本語の解説がついた読みやすいものに絞ってご紹介します。

英字新聞ビギナー向け。日本語解説付きの英字新聞

英字新聞ビギナーにおすすめなのが、日本語解説付きの英字新聞。
初めて英字新聞を読む初心者にとって、大量の文字すべてが英語で書かれている新聞は敷居が高いもの。
特に英語の勉強を目的にしている場合、英語に合わせてボキャブラリーやフレーズについて日本語の解説が載っているので、まずはここから初めてみるのがおすすめです。

本格的に勉強したい中上級者向け。英語のみの現地向け英字新聞

英語の勉強をさらに本格的にしたい場合は、解説なしの英語のみの新聞で勉強&情報収集するのがおすすめです。
現地で買えるものと一緒になりますので、各国の新聞の報道姿勢や世界のローカルニュースも読めるので、語彙も含め勉強になるでしょう。

目で見て楽しみながら読みたい。英語雑誌

新聞はどうにも興味のあるものがなくてダメ。という方には、楽しみながらリーディングや英文読解できる雑誌を選んでみるといいでしょう。
自分の興味のある分野であれば集中もできるでしょうし、継続して取り組めるのでおすすめになります。

英字新聞の構成を知ろう

英字新聞は日本語の新聞とは構成が異なります。どこに何が書いてあるか知り、効率良く記事を読み進めていきましょう。

英字新聞の構成1|Headline(見出し)

どの記事にも、内容が短くまとめられているHeadline(見出し)がついています。
英字新聞の見出しには、短く簡潔に表現するため、以下の9つの独特なルールがあります。
  1. be動詞は省略
  2. 冠詞や代名詞、明らかにわかる目的語などは省略
  3. 過去の出来事でも動詞は現在形が基本
  4. 過去形の動詞は受動態を意味する
  5. 未来形は「to+動詞の原形」の不定詞や現在分詞で表現
  6. 短い単語や省略語が頻出
  7. コンマ(,)とセミコロン(;)はandの略、コロン(*)はsaid/according to(発言)の略を表現
  8. 数字はoneではなく1と表現
  9. 見出しが名詞だけで構成されることが多い

英字新聞の構成2|Lead (リード)

本文の最初の段落を、「Lead」、または「Leading paragraph」といいます。
このリードの部分には、記事の具体的な内容が書かれています。

いつ、どこで、だれが、どうしたのかが明確にされていて全てを読まなくても、ここだけ読めばある程度のことがわかるようになっています。

英字新聞の構成3|Body(ボディー)

Lead後に書かれている記事全体をボディーといいます。
ここには、記事の詳しい内容が書かれています。

英字新聞の構成4|Sources(ソース・配信元)

英字新聞には配信元や書いた人が明記されています。
記者が書いた場合は「By Taro Suzuki ABC Shinbun Senior Writer」などの署名入りで書かれます。

英字新聞を活用した英語の勉強法

英字新聞の勉強法1|まずは読みたい記事を探す

英字新聞を全て読もうと思うと大変です。好きな記事を探して読んでみましょう。
特に初心者の方は、ご自身が興味のあるスポーツや、音楽、映画などについて読んでみましょう。
政治や経済について、普段から英語を使っていて得意な場合はそちらから始めてもいいですが、やはり政治経済は独特な単語がでてくるので、最初は日本語で読んでもわかりやすい分野がオススメです。

英字新聞の勉強法2|同じ分野の記事を連続して読む

様々な記事に触れるということも大切ですが、意識して同じ分野の記事を連続して読むことも大切です。
例えばサッカーのワールドカップ期間中であれば、何日にもわたって試合結果が出ているでしょう。プロ野球なども同じです。また、株価などの記事も毎日でているでしょう。 これらの記事を継続して読むことで、同じ単語に何度も触れることができ語彙力が定着します。また、知っている単語が増えてくると理解度もあがり読みやすく英語力の成長を感じられます。

英字新聞の勉強法3|見出しやリードからはじめる

初めから全てを読まなくてもOKです。
見出しやリードとよばれる1段落目だけ読むところから始めても良いでしょう。そこに大切な内容が盛り込まれていて、だいたいの内容を読み取ることができます。
記事のタイトルと見出しを読んでみて興味が持てそうなら全文を読んでいく。見出しだけなら量はそれほど多くないので、辞書を使って意味を調べるのも覚えていくのも苦ではないかと思います。

英字新聞の勉強法4|全ての単語を調べない

リーディングをする時に、全ての単語や表現が分からなくても、だいたいの意味を把握することができます。
日本語でも、本を読んでいる時に、知らない漢字がでてきたら、だいたいの意味を想像して読み進めますよね。全ての語彙をいちいち、辞書で調べたりしないはずです。 でも、何度も同じ単語がでてきていると「これどう言う意味だろう?」と調べてみることがあるかもしれません。
それと同じ感覚で、英語のリーディングも、だいたいわかればOKです。わからない単語を全て調べるのではなくて、最低限だけ調べてわからない単語の意味を想像しながら読み進めていくというトレーニングをするとリーディングのスピードが上がっていきます。
英語上級者は、辞書を使わないで読む!と決めて読んでみるのも良いでしょう。
TOEICなどの試験では辞書は使えませんし、実際に英語を使うコミュニケーションの現場でも辞書を使う暇がない場合がほとんどです。そんな時にも対応できるように、あえて辞書をつかわないリーディングの時間をつくるとよいでしょう。
文脈から意味を推測する力も養えます。
その中でわからない単語や、気になる単語があれば、メモをしておいて全て読み終わった後に確認の意味で調べておけばさらに良いでしょう。

英字新聞の勉強法5|記事のサマリーを書く

英字新聞の記事を読んだら、その記事のサマリー(要約)と感想を英語で書いてみましょう。
どんな内容が書かれていたのか、その記事を読んでどう思ったのかを簡単な英文にしてみましょう。
記事のような難しい言い回しをしなくても大丈夫です。簡単な英語を組み合わせるだけでもかなり表現はできます。とにかく、記事でインプットしたことを、英文を使ってアウトプットをするという練習をすることが大切です。
それほど長い文章じゃなくても良いですが、初めは「100語書く」などある程度、文章の長さの目標を決めるとよいでしょう。最初は難しいと感じるかもしれませんが、少しずつリーディングとライティングの数を重ねていくと、自然に表現できる語彙が増えていきます。
もし、英語が得意な人や、ネイティブの友人がいれば、書いた英語のチェックをしてもらうとさらに良いですが、もしいなければ書くだけでも効果はあります。

英字新聞での学習が長続きするコツ

本格的に英語を勉強しよう!と思い立ち、英字新聞を一ヶ月定期購読を申し込んだものの、見事に3日坊主に終わってしまった、という方は本当に多いですよね。
なぜ英字新聞の購読はすぐに挫折しやすいのでしょうか?挫折しないためのコツをお教えします!

完璧主義にならない

日本語の新聞でも雑誌でも、隅から隅まですべての文字に目を通す、という方はあまり多くはないと思います。気になった話題やコラムを選び、その箇所だけ毎日もしくは毎週読む、という方が多いと思います。
英字新聞でも同じです。気になる記事だけ拾い読みしましょう。見出しだけざっと目を通すだけでも構いません。
英字新聞を「教材」として購読すると、「すべての記事を読まないといけない」という強迫観念をもってしまいがちなので、「読解」ではなく、日本の新聞と同じように「読む」だけで良いのです。
また、背景の知識のない記事を読むのは、英語を読む以上のストレスが増えるだけ。
経済面だけは目を通すとか、スポーツ面と連載物のコラムは見逃さないようにするなど、なるべく自分の興味のある、もしくは知識や経験のある分野の記事は最低限読もう!と目標を掲げて読むことが大切です。
英字新聞を数年続ければ、通常は読む量が増えていく。以前は2割くらいしか読まなかった人でも同じ労力で6~7割に目を通すようになっていく。同じ教材を継続的に続けていくことで、こういった「成長の実感」を得られるのが大きなメリットですね。

初めから頑張りすぎない

英語を本気で勉強しようと思い立ち、本格的に取り組みたいと思った場合も、いきなりすべて英語で書かれた新聞を読むのはかなり大変です。
受験やTOEICテストで、長文読解には苦戦した方も多いと思います。すべて英語で書かれた新聞を読み解くには、相当のエネルギーと時間、そしてモチベーションが必要になります。これを毎日続けようと思ったら、かなりの覚悟が必要ですよね。

最初はあまり無理をせず、日本語訳が書かれた簡単なレベルから始めてみることをおすすめします。
英字新聞を読むことに慣れてきてから、現地向けのすべて英語で書かれた英字新聞にトライしてみましょう。

まとめ

英字新聞は、まさに英語学習者にとっての宝の山。
総合的な英語力がアップし、英語がより身近になります。
まずは週刊で英字新聞を読んでみることから始めてみましょう。

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