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日常英会話で多用されるContraction とReductionとは(2)

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今回は日常英会話で多用されるContraction とReductionについての第2弾をお届けします。第1弾ではContractionを中心に説明しました。Contractionは日常英会話で頻繁に耳にするものです。そして早口で話されるこのContraction(短縮形)が理解できないと会話についていけない場合もあります。

自分で音読練習をして、会話の中で使用できるようにしてみてください。自分で話せるようになれば、聴き取りもスムーズにできるようになるでしょう。
前回紹介したように、英文読み上げサイトと無料録音ソフトを利用して自分の英語の発音をネイティブの発音に近づけていくとより良いかもしれませんね。

第1弾のおさらい:Contraction(短縮形)


下記のような否定疑問文は日常英会話でよく使われるContractionです。自分で音読練習を繰り返してみましょう。
Aren’t you angry?
Haven’t you seen the plans?
Wouldn’t it be great to take that truck up to the lake?
また日常英会話でしばしば使われる下記のようなContractionもあります。こちらもオンライン辞書や英文読み上げサイトで発音の確認をしてみましょう。
これらも自分が使えることが非常に重要ですので、英文読み上げサイトを利用して発音の反復練習をしてみてくださいね。
oughtn’t ⇒ ought not

例)I know I oughtn’t to be here.
聴き取りにくい場合は、oughtn’t to be hereだけを読み上げサイトを使って発音を聞いてみましょう。
オウトゥントビヒァーと聞こえますね。これも結構使われます。
shan’t ⇒ shall not

例)I shan’t be here long.

発音は、シャンとしなさいのシャントです。
mightn’t ⇒ might not

例)Don’t be so nervous, it mightn’t be true.
聴き取りにくい場合は、mightn’t be trueだけ読み上げサイトを使って発音を聞いてみましょう。
マイトゥントビトゥルーと聞こえます。発音は、マイトゥントです。
mustn’t ⇒ must not

例)You mustn’t touch what isn’t yours.
発音は、tが消音になりマスントゥになります。
needn’t ⇒ need not

例)You needn’t worry about your future.
発音は、ニイドゥントゥになります。
ain’t ⇒ am / is/are / has / have not

例)I ain’t got nothing for you, man.
俗語的な表現ですが、よく耳にします。無理に使う必要はありませんが、聴き取れるようにしておきましょう。
重要なことは、日常英会話に頻繁に使われるContraction(短縮形)は、自分の発音をネイティブの発音に近づけ、少し早口で話せるようにすること。そしてContractionを聞き取れるようになることにあります。

日常英会話で多用されるReduction

ここからは今回の主題である「日常英会話で多用されるReduction」を説明していきます。Reductionは、短縮形ではありません。日常英会話で頻繁に使うパーツを使いやすいように、つまりしゃべりやすいように短く変形させたものです。
また今までお話ししてきたContraction(短縮形)とも組み合わせて話されることが往々にしてあります。
Wanna ⇒ Want a

You wanna slice of pie? 主語が省略されることもあります。
You want a slice of pie?
Wanna ⇒ Want to

I wanna go to the bathroom. 主語が省略されることもあります。
I want to go to the bathroom.
Gonna ⇒ Going to

I’m gonna see my mother next month.
I’m going to see my mother next month.
Gotta ⇒ Got to/Have got to/Has got to

He’s gotta go to work now.
He got to work now.
He has got to work now.
He’s got to work now.
Hafta ⇒ Have to

You hafta finish your homework.
You have to finish your homework.
Hasta ⇒ Has to

He hasta fly home this time.
He has to fly home this time.
Hadda ⇒ Had to

I hada take a shower. I had to take a shower.
Oughta ⇒ Ought to

You oughta talk to your parents. You ought to talk to your parents.
慣れればそこまで難しいものではありません。発音もしやすいので自分で読み上げサイトを使い、音読の反復練習をしてみましょう。

仮定法過去完了の用法で多用されるReduction

下記のような仮定法過去完了の用法は多くあります。助動詞ごとのニュアンスの違いを理解していきましょう。仮定法過去完了は、過去の事実とは反対のことを仮定するときに使われ、<If+主語+had+動詞の過去分詞形, 主語+would’ve/could’ve/might’veなど+動詞の過去分詞形>で表わされます。
If I had had enough money, I could’ve bought it.
十分なお金を持っていたら、それを買うことが出来たのに。(お金がなかったので、買えなかった。)
Coulda ⇒ Could have

You coulda asked her out.
You could have asked her out.
You could’ve asked her out.
どちらかというとcould have のContraction(短縮形)としてcould’veの形で使われることも多いので、could’veの発音もオンライン辞書や英文読み上げサイトで確認してみてください。3つの例文を聴き取れ、かつ自分でも使えるようになりましょう。
Shoulda ⇒ Should have

He shoulda finished his homework.
He should have finished his homework.
He should’ve finished his homework.
どちらかというとshould have のContraction(短縮形)としてshould’veの形で使われることも多いので、should’veの発音もオンライン辞書や英文読み上げサイトで確認してみましょう。3つの例文を聴き取れ、かつ自分でも使えるようになりましょう。
Woulda ⇒ Would have

I woulda known the answer.
I would have known the answer.
I would’ve known the answer.
would have もContraction(短縮形)としてwould’veの形で使われることも多いので、would’veの発音もオンライン辞書や英文読み上げサイトで確認してみてください。
Mighta ⇒ Might have

You mighta helped me.
You might have helped me.
You might’ve helped me.
might have のContraction(短縮形)としてmight’veの形で使われることも多いので、might’veの発音もオンライン辞書や英文読み上げサイトで確認してみましょう。
Musta ⇒ Must have

She musta lied about it.
She must have lied about it.
She must’ve lied about it.
must have のContraction(短縮形)としてmust’veの形で使われることも多いので、must’veの発音も確認してみましょう。
Couldna ⇒ Could not have

I couldna managed without you.
I could not have managed without you.
I couldn’t have managed without you.
I couldn’t’ve managed without you.
ちなみにcould not haveのContraction(短縮形)としてcouldn’t’veの形で使われることも多いので、couldn’t’veの発音も確認してみてください。4つの例文がしっかりと聴き取れるようにしましょう。自分で使うことをイメージしながら聴くといいかもしれません。
Shouldna ⇒ Should not have

He shouldna failed the examination.
He should not have failed the examination.
He shouldn’t have failed the examination.
He should’n’t’ve failed the examination.
should not haveのContraction(短縮形)としてshouldn’t’veの形で使用されることが多いようです。こちらもオンライン辞書や英文読み上げサイトでしっかり発音チェックをしましょう。
Wouldna ⇒ Would not have

I wouldna known the answer.
I would not have known the answer.
I wouldn’t have known the answer.
I wouldn’t’ve known the answer.
would not haveのContraction(短縮形)としてwouldn’t’veの形で使われることも多いようです。
Mightn’t’ve ⇒ Might not have

You mightn’t’ve helped me.
You might not have helped me.
might have のContraction(短縮形)としてmightn’t’veの形で使われることも多いそうです。
Mustn’t’ve ⇒ Must not have

She mustn’t’ve lied about it.
She must have lied about it.
must have のContraction(短縮形)としてmustn’t’veの形で使われることも多いようです。

仮定法過去完了の表現を学ぶヒント

文法は、<If+主語+had+動詞の過去分詞形, 主語+would’ve/could’ve/might’veなど+動詞の過去分詞形>のような公式で覚えるよりも、
If I’d had enough money, I could’ve bought it.(口語では、I had がI’dになったこの形がよく使われます。)このような例文を多数、とにかく多数の例文に当たり、自分でも音読して表現のニュアンスを身につけることが大切です。

仮定法過去完了は、確かに少し高度な英文法になります。先のIf I’d had enough money, I could’ve bought it.は、発音も「イㇷ、ァィドハド、イナフマネイ、ァィクドゥヴ、ボウティ(ㇳ)」となり、かなり反復練習しないとネイティブの発音には近づけないかもしれません。

仮定法過去完了の表現は、日常英会話でもしばしば使われます。例えば、家に招待された時などに手土産を持参すると、相手からこう言われるかもしれません。
You shouldna done that.
You shouldn’t’ve done that.
You shouldn’t have done that.
You should not have done that.
ネイティブならYou shouldna done that.と言うこともあるでしょう。You shouldna done that.で、複雑な内容を言い表せるのは便利ですよね?ノンネイティブなら上記2番目 You shouldn’t’ve done that.の言い方をしたいものです。2番目の言い方ができれば、3と4は簡単ですね。

まとめ

今回は、第1弾で取り上げたContraction の振り返りと、Reductionについて例文を使い説明しました。文法、仮定法過去完了に関する理解は、例文を何度も音読して例文から意味のニュアンスをつかむのが効果的かもしれません。

日常英会話で多用されるContractionReductionを自分自身も会話の中で積極的に使えるようになれば、スピーキングの能力だけでなくリスニングの能力も向上させることが出来ます。

英語のスピーキング能力を向上させるのには、スピーキングに時間を割くことが重要です。ネイティブ講師と会話練習をする前にまずは英文読み上げサイトと無料録音ソフトを利用して、スピーキングのトレーニングに活かしましょう。

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