ALUGO BLOG

日常英会話では難しい単語を使わない?!簡単な単語で表してみよう

Pocket

日本で英語を勉強すると大概は単語の量が勝負と言わんばかりに、多くの単語を暗記することに時間を使いますよね?しかし、実は海外ではそこまで難しい単語を日常では使用していません。今回は第1弾として3つの単語で「人が何かを動かす、変化させる」時に使う表現をしていきます。

ネイティブの人達は基本的に難しい単語は多用しない

今回お話するのは「物を置く、移動させる、変化させる」時に使う表現をご紹介します。例えばputという動詞は「置く」という動作を表すというのは学校でも習いましたよね?持っているものを「テーブルの上に置く」「物置の中にしまう」などが一般的な使い方です。 それ以外にも、putはスイッチに「指を置く」→「スイッチを入れる」や「体を席に置く」→「席に座る」(haveやtakeなどでも言えます)という使い方ができます。 下記に挙げたのは、一般的な英和辞書で調べて和訳した難しい単語と、基本的な動詞で言い換えたときの表現を比べてみたものです。 それぞれの日本語表現に合わせて英語を変えなくてもput, have, takeで私たちの動作の多くのことが表現できるのです。

実用例はこちら!

include → put…in the trunk(トランクの中に入れる)
place → put…on the shelf(棚の上に置く)
obtain → have it in head(入手する・手の中にある)
choose to seat oneself an window side seat → take an window side seat(窓側の席に座る)

put:(人や物、考え方を)変化させる

putは「物を置く」と学校で習いましたが、この動詞が持つ基本的なイメージは「~のポイントへ、人やモノ、考え方を変化させる」です。後ろにつくinやon,offなどの前置詞によって、様々な意味の言葉になります。例えば、put…inは、「中に入れる、しまう」、put…onは、「上に置く」という意味になります。また、put off(予定をはずす→延期する)、put up with(我慢する、耐える)は、物の変化でなく、状況の変化を表します。

put × itと前置詞で意味が一気に広がります

put it(置く)
Takashi always puts his comic book on his desk.(タカシはいつも漫画本を机の上に置いている)
put to(移す、送る)
I hope you can put this new knowledge to practical use.(新たに学んだことを実践に活かせるといいですね)
※put A to Bは、AをBに変化させる、転換させるというイメージです。上記の例文では、新しい知識を実用的なスキルに変化させる、転換させるという意味合いでput A to Bを使っています。

put in(中に置く)
Don’t put anything fagile in the bag.(割れ物はかばんの中に入れないで)
put out(電灯や火を消す)
Put out the lights now, the movie shall begin.(電気を消して。映画が始まるよ)
put A into B(AをBに翻訳する)
Could you put this word into English please?(この言葉を英語に翻訳して頂けませんか?)
※この言葉を英語に「置き(=put)換える(=into)」というイメージ。ここでのintoは「変化」を表しています。

put on(上に置く、身につける)
Should I put on a white tie to go to the wedding?(結婚式へは白いネクタイをつけていったほうがいいのかな)
※put on/have onは、「服を着る」ですが、反対に身につけているものを脱ぐ場合には、putではなくtake offを使います。これはputが持っている「固定」のイメージが「着る」になるのに対し、takeの持つ「引っ張る」のイメージが「脱ぐ」に相当するからだと考えられます。

put off(延期する=予定をはずす)
The barbecue was put off since the majority of the attendees were unavailable.(ほとんどの参加者が都合がつかず、バーベキューは延期になったよ)
※put offはよく知られた熟語で「延期する」の意味です。「脱ぐ」という意味にはなりませんので気を付けましょう。

put up with(我慢する、耐える)
He couldn’t put up with the terrible working conditions.(彼は劣悪な労働環境に耐えかねたんだ)
※put up withは、「何かを上に持ち上げて、踏ん張っている」というイメージから、「我慢する」という意味になります。重い物を持ち上げて、顔を真っ赤にして頑張っている感じがよく出ている表現ですよね。

put down(下に置く)
Your baggage looks so heavy. Put your baggage down.(荷物が重たいでしょう。どうぞ下ろしたら)

have 自分のテリトリーに大切に置く

「持つ」という意味で学校では習ったかと思いますが、元々は「自分自身のテリトリーに置く、入れる」という意味です。 haveは、元々さまざまな意味を持っている動詞です。ここでは、まずhaveの基本的なイメージである「テリトリーに置く、入れる」の使い方を見ていきましょう。基本的な使い方ですが、よく間違えて使ってしまう動詞でもあるのです。

have × itと前置詞で意味が一気に広がります

have it(持っている)
This is a good pen.Do you have it(with you)?(これは良いペンですよ。お持ちですか?)
have a taste for A(Aの好みに合う)
What do you have a taste for?(どのような食材がお好みですか?)
I usually don’t have a taste for celery.(セロリは口に合わなくて)
※forの応用的な使い方に、「交換」のイメージがあります。a taste(人の好み)と、Aが交換関係にあるイメージから、「Aの好みとつり合いがとれる=好みに合う」という意味になります。 have in(含む)
What do you have in your bag?(かばんに何が入っているの?)
have A out(外へ出す)
Finally,a sunny day!Did you have your laundry out today?(やっと晴れたわ。今日洗濯物干したの?)
have A on(着ている)
What’s wrong with him?It’s not that cold today,but still he has coat on.(彼女、どうしちゃったのかしら。今日はそんなに寒くないのに、まだコートなんか着ちゃって)
have a day off(仕事を休みにする)
I have a terrible stomachache.I will have a day off tomorrow,maybe.(ひどい腹痛でざ。明日は休みにしたほうがいいかな、たぶん)
※1日(= a day)を、仕事からはなす(= off)という形で使われます。同じような意味でtake one’s dayという言い方もあります。

have up(持ち上げる/出迎える)
Let’s have you up.(君を持ち上げてやろう)
Let’s have her up at the airport.彼女を空港で出迎えてやろう)
※have 人 upは「出迎える」という意味です。相手にとっては、その場に突如「現れ(= up)」たような出迎えと考えるとわかりやすいでしょう。

haveを単独で使うとこんな使い方もできます

Have a good one.(楽しんでね)
oneはday,afternoon,evening,nightなどの代わりです。Have a good day.というのは日が明るいうちしか使わない表現ですが、Have a good one.とすることで、1日中、時間を気にせず使える便利な表現です。
Have it your way.(お好きにどうぞ)
ハンバーガーショップなどで自分の好きなようにアレンジして食べる際の注文ではこのように言います。
Let’s have some juice.(ジュースでも飲もうよ)
drinkを使わなくても、haveで言えてしまいます。drinkに比べて、have juiceは「ジュースを飲みながら話をしようよ」というになります。

take 自分の方に置く、選択して〇〇する

「取る」という意味で習う「take」。基本的なイメージは「自分の方に置く=自分の意志で選択して〇〇する」です。 例えば、take a pictureは、「人や風景のある部分を選び写真におさめる=写真を撮る」、take a busは「移動手段としてバスを選択する=バスに乗る」となります。Take an window side seat.は「窓側の席を選択する」が元のイメージです。

take × itと前置詞で意味が一気に広がります

take it(受ける/とる)
That’s a very good request.Just take it.(いい依頼じゃない。受けちゃいなさいよ)
take to(熱中する/はまる)
My sister has taken to watching the current soap opera in the morning,though she is an exsminee this year.(妹は受験生のくせに、最近の朝ドラにはまってしまっている)
take A for B(AをBだと思う)
What?There’s no projector in this room?I just took it for granted to have one equipped in a coference room.(え?プロジェクターないの?カンファレンスルームには備え付けがあるのが当たり前だと思ってたよ)
※take は「考える」という意味合いが強い言葉でよく使う表現としてtake A for granted(Aを当然のことだと考える)が あります。 take in(~に入れる)
Sally will be coming to the prom,so take her in.(サリーもプロムに来るらしいから人数に入れておいてね)
take out(取り出す)
If you have a laptop computer in your bag,make sure to take it out before an examination.(カバンの中にパソコンが入ってるんだったら、試験の前に絶対に取り出しておいてください)
take on(仕事を引き受ける)
Sounds like a challenging request,All right,I’ll take it on.(やりがいのある依頼のようですね。わかりました、お引き受けします)
※依頼を手元に引き寄せて、自分の果たすべきノルマに「くっつける」というイメージから、「依頼を引き受ける」となります。 take off(脱ぐ)
Please take off your coat before you enter this room.(この部屋に入る前にコートを脱いでください)
take up(取り上げる/占める)
How about taking this issue up in our next meeting?(次の会議でこの議題を取り上げよう)
take down(下ろす)
Could you take down the cup from the top shelf for me,please?(上に棚からカップを取ってくださいませんか?)
take away(~を奪う、取り除く)
The intense winter coldness takes away our motivation.(冬の厳しい寒さで。やる気が奪われました)
※何かを、どこかへ(=away)持って行ってしまう(=take)というようなイメージです。

takeを単独使うとこんな使い方もできます

Let’s take a picture.(写真を撮ろうよ)
旅行先などで、誰かと記念写真を一緒に撮りたい場合などに使いやすい表現です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。簡単な単語1つでたくさんの表現ができることがわかりましたね。ネイティブの人たちは難しい単語を使わず、簡単な単語で言い表します。それをまず理解した上で自分たちでも使えるように頭に入れておくことが大切かもしれません。

また、英会話習得の効果を高めるためのTipsにご興味がありましたら、下記より資料をダウンロードいただけます。


【資料のご案内】 英会話習得の効率を更に高める3つの手法とは

※こちらは、資料の一部を抜粋したものです。

【英会話習得効率を高める3つの原則と活用例】の資料ダウンロードはこちらから。
項目を以下に入力して続きをご覧ください。

この記事をシェアする: