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超豪華!!大型連載企画ラスト!英語が話せるプロバスケットボール選手 田渡凌さん ~「英語」×「バスケ」&未来のBリーガーへのメッセージとボランティアへの想い~

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Profile(以下、敬称略)
田渡 凌:1993年6月29日生まれ。東京都出身。ユニバーシアード日本代表。
京北高校卒業後、渡米。ドミニカン大学カリフォルニア校でプレーし、2017年より横浜ビー・コルセアーズ所属。
アメリカの大学を卒業してから、日本でプロ選手になった為、「逆輸入プレイヤー」との異名を持つ。

連載最終回は、「バスケ」×「英語」と、未来のBリーガーへのメッセージ&田渡さんのボランティアへの想いをお聞かせ頂きました!珠玉のメッセージです!!
Q&A形式のインタビューなので、サクッと読めます!!

英語レッスンの動画も公開しています!!
質問内容は【キャリアの中で1番面白いことはなんですか?】

動画はここをクリック!!!

バスケ選手にとって英語は重要ですか?

田渡:もうめちゃめちゃ重要だと思います。

インタビュワー:どんな時にそう思われますか?

田渡:やっぱりバスケに限らずグローバル化が進む中、どの業種でも英語の必要性が増しているとは思うんですが、
B.Leagueだと、外国人のコーチがいて、外国人選手がチームに2人・3人いるのも普通だし、帰化選手やハーフの選手も併せると、結構な割合で英語を喋る人が増えてきています。

僕の所属チーム、横浜ビー・コルセアーズは、今シーズン外国人選手3人、帰化選手と合わせると4人で、さらに日本人とアメリカ人のハーフが3人いて、監督も外国人で・・・となるとチームの7割、8割が英語を話すんですよね。
そうゆうチームは今のB.Leagueでも珍しいんですけど、ただ試合中のとっさの時のコミュニケーションが取れないと困るし、戦術面でアドバンテージを取る意味でも、ちゃんと意思の疎通を図る意味でも、必要最低限の英語スキルはとても大事です。

英語が話せないとどんな影響がでますか?

田渡:通訳はどのチームにもいるので、一概には言えないんですけど、戦術の部分よりは、コーチとのコミュニケーションの部分に影響が出ると思います。
コーチも通訳をいれてコミュニケーション取るのと、1対1でコミュニケーション取るのでは、信頼もそうだし、やっぱりバスケって人間同士がやるスポーツで、監督も僕らも人間同士だから、そこでのコミュニケーションに大事になってくる。
英語を話せることは、信頼を獲得する上でも、大切なんじゃないかと思っています。

セカンドキャリアで英語が話せるのと、話せないのだと選択肢は変わりますか。

田渡:すごく変わると思います。
現時点で僕は、英語が話せるだけで、バスケ以外でも、人に頼られることもあるし、仕事の依頼もある。
英語が喋れるだけで、すごくニーズが増えると思います。バスケは元々アメリカから来たスポーツだから、「パス」・「シュート」・「ドリブル」って表現も全部英語だし、英語が話せるだけで、日本と海外の架け橋じゃないですけど、語学はどの時代のニーズにもマッチすると思うので、すごく役立つんじゃないかと思います。

今の田渡さんの夢を教えて下さい。

田渡:今の夢はもう一回海外のリーグに挑戦することです。
僕がアメリカの大学にいた時の目標は、「しっかり良いグレードで卒業する」でした。
繰り返しですけど、もう大学を卒業してプロになった今、もう一度海外リーグに挑戦することが本当に夢です。そこはずっと変わらないです。

バスケと英語に共通点はありますか?

田渡:えー、やった分だけ身になるとこですね。

インタビュワー:とても深い内容だと思います。もう少し詳しく教えて下さい!

田渡:夢も目標も同じだと思うんですけど、途中で辞めたら、ただの夢で終わってしまうし、でも達成するまで、叶うまで、やり続けた時だけ叶うと思ってる。だから僕は、英語の学習も諦めなかった。
“Never Give Up”って言葉の通りで、やっぱり、やり続けることに価値があるし、やり続けないと夢とか目標も達成できない。
正直、プロバスケットボール選手になるって、僕の中では、なれて当たり前だと思って、今までやってきた。もちろんその分、努力してきたし、「こんなんじゃダメだ!」って、いつも自分に言い聞かせてきた。
英語を勉強していても、「いつになったら英語喋れるようになるんだよ・・・。」って、思うと思うんですよ(笑)。正直。

でも、そう思っても諦めなければ、やっぱり実際に喋れるようになった人っているので、正直ある程度は、根気強くやるしかないと思う。バスケと英語のもう1つの共通点は、センスだけでできるものじゃないこと。
量をこなさないと(練習をたくさんしないと)出来ないし、良く英語で“No Shortcut!(近道はないよ!)”とかいうじゃないですか。まさにその通りで、僕は全てのことに対して、そう思っている。

例えば、会社員もいきなり社長さんになれるわけじゃない。人並にバスケを練習していても、バスケ選手になれる訳じゃない。何でも下積み時代がある。人生と一緒だと思っています。
英語も最初は全然喋れなくても、少しずつでも積み重ねていけば、いつかは外国人と会話が成り立つレベルまで達する。ただ、途中で学習を諦めたらそこで終わってしまう。

試合で連敗が続いた時など、何が田渡さんを支えてくれていますか?

田渡:何事にも、僕は意味があると思って行動しているので、「この負けは、自分が成長する為に必要なこと」だと、自分に言い聞かせています。
だから、僕のファンの人にも、チームを応援してくれている人にも申し訳なく思う時があります。
その試合しか観に来られない人もいるかもしれないのに、勝利が届けられない時はすごく悔しい。
英語で“Everything happens for a reason.(全ては必然だ。)”と言いますが、僕もすごく共感していて、試合で負けた時もそうだし、英語が喋れなくてなかなか上達しなかった時でも、「いつか喋れるようになる!」って、自分に聞かせてやるしかないと信じてきました。


英語学習に悩んでいる人にメッセージをお願いします。

田渡:英語を喋れるようになると、本当に人生が変わると思います。
だから、「ただ英語が喋れるようになりたい」っていう気持ちも大事だと思うんですけど、喋れるようになった後の自分を想像して、どんなポジティブ・プラスなことが起きるかをイメージして勉強すれば、例え時間が掛かったとしても、英語が話せるようになると思います。
先の明るい未来をイメージすると良いです。

どんな風に人生が変わりますか?

田渡:人に頼られることが多くなる!やっぱり友達って、すごい大事だと思うんですけど、もし日本だけでなく、外国にも友達が増えていったら、すごく自分の人生って価値のあるものになるし、やっぱり僕は今バスケットボール選手で人に応援してもらう立場ですけど、人の為になりたいって思っている。
例えば駅で、よくやるんですけど、切符買えない外国人がいたら、助けに行っています。
それだけで名前はわからないし、どこの誰かわからないけど、「助けてくれてありがとう。」って思ってくれる。「ありがとう。」って言われるのは、嬉しいじゃないですか。
人を助けたり、助けられたりすることで、より充実した人生になると思います。

プロバスケット選手を夢見る子供達に、メッセージをお願いします!

田渡:高校や大学の強豪校でプレーするにしろ、プロになるにしろ、やっぱり大きい夢を持つことが大事。僕は小さい頃から、NBAに行きたくて練習してきて、ライバルに勝ちたくて毎日練習してきた。そうして気が付いたら、僕はいまB.Leagueでプレーしていて、たくさんの人に応援して頂いている。

目標は小さければ小さいほど、自分の到達点っていうのは、なかなか高いところまで行けないと思うから、自分の夢を大きく持って、その夢に向かって行って欲しい。挫折することもあると思うんですけど、止まらず走り続けることが1番大事なので、大きな夢を持って頑張って欲しいです。


全3回の連載企画、本当にありがとうございました!!

今回のインタビュー実現に際し、ご尽力して頂いた全ての方に感謝申し上げます。計3回に及ぶ豪華対談企画も今回で終了です。特に「バスケ」と「英語」の共通点は本当に深いお話でした。プロバスケ選手を夢見る子供達へのメッセージも、お楽しみ頂けたと思います!

追記
2019年8月現在、田渡さんは”Tawatari Project”として、ご事情により会場にいらっしゃれない方々を試合に招待するプロジェクトを企画されています。
障がいをお持ちの方々、老人ホームお住いのご高齢の方々、認知症をお持ちの方々、社会的に恵まれないご家庭の方々など、様々なご事情をお持ちの方々をお招きし、バスケットボールという素晴らしいスポーツをご体感いただきたいと考えておられます。このような考えに至った背景は、田渡さんのお母様が長年、特別支援学校の教員をしている事、アメリカの大学に留学した際に地域貢献活動の重要性を学んだ事にあります。
今まで学んできたこと、今皆様に支えられていることの御礼として、プロジェクトを立ち上げられました。 このような取り組みをされていらっしゃるのも、バスケットに留まらず活動したいという田渡さんのお人柄が反映されています。

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